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天丼てんや/キャッシュレスのセルフタイプ型店舗を浅草にオープン

2018年10月01日 17:30 / 店舗

ロイヤルホールディングスグループのテン コーポレーションは10月2日、天丼てんやの新タイプとなるチャレンジ店舗「大江戸てんや」をオープンする。

<大江戸てんや>
大江戸てんや

「大江戸てんや」は、天丼てんやの中でも訪日外国人客が9割を占める浅草雷門店を完全キャッシュレスのセルフタイプ型店舗にリニューアル。

店舗業務のIT化による業務軽減、顧客満足度向上、ユニバーサルなキッチンオペレーションによる品質向上と働きやすい環境づくり、訪日外国人のニーズに対応した店舗運営に取り組む。

<多言語タブレットで注文を受ける>
多言語タブレットで注文を受ける

4か国語(英語、中国語、韓国語、日本語)に対応する多言語タブレットで注文を受け、支払いの完全キャッシュレス化によって、オーダー管理とレジ締め精算が不要になり管理業務が軽減される。

<4か国語(英語、中国語、韓国語、日本語)に対応>
4か国語(英語、中国語、韓国語、日本語)に対応

支払いはクレジット、電子マネー、中国モバイル決済などに対応する。

独自に開発したモバイルポス(mPOS)により、幅広い決済手段に対応し、注文、会計、調理、提供までを一元的にサポートして生産性向上を目指す。

管理業務の削減で生じる時間は、顧客との会話や従業員への「おもてなし」教育、商品の品質向上などにあてる。

<入店から退店までの流れ>
入店から退店までの流れ

また、厨房の3か所(揚げ場、盛り場、セッティングカウンター)へキッチンディスプレイを設置。

従来はオーダーを店員がハンディターミナル(注文端末)で入力し、キッチンは伝票を確認して調理、味噌汁や麺のセッティングは料理が出来あがるタイミングで厨房からの声掛けにあわせて行っていた。

今回開発したキッチンサポートシステムにより、ディスプレイには商品名ではなく調理指示を表示。

商品ごとに必要な天ぷら食材の組合せや数、盛り付け方法をイラストで表示するなど、シニアや外国人など多様な人材が働きやすいユニバーサルな環境づくりを推進する。

<選びやすいメニューに>
選びやすいメニューに

さらに、メニューは松・竹・梅の天丼と野菜天丼、江戸時代には一般的だった串天スタイルの天ぷら(テイクアウト専用)など、海外からの観光客にわかりやすく選びやすいメニューを用意した。

Free Wi-Fi「FON」を導入し、快適な無線LAN環境も提供する。

ロイヤルホールディングスは、生産年齢人口の減少、訪日外国人の増加などスピードを増す市場変化への対応として、2017年11月完全キャッシュレスやキッチンオペレーションの改革を研究・開発する店舗「GATHERING TABLE PANTRY 馬喰町店」をオープン。

運営や食器洗浄工程ロボットの実証実験など、次世代の店舗づくりを目指す取り組みを進めており、その一環として、「大江戸てんや」を出店する。

■大江戸てんや 浅草雷門店
所在地:東京都台東区雷門2-18-15 TS ビル1F
営業時間:10時~21時(ラストオーダー20時40分)(予定)
店舗面積:75.21m2
TEL:03-5830-9155
席数:30席

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