セブン&アイ/大阪に複合施設「セブンパーク天美」ライフなど200店
2021年03月31日 15:40 / 店舗
セブン&アイ・ホールディングスは3月31日、大阪府松原市に売場面積約4.5万m2の商業とエンターテイメントを融合した複合施設「セブンパーク天美」を今秋オープンすると発表した。
「人が行き交い、賑わいあふれた、持続可能な複合拠点都市の実現」をまちづくりコンセプトとした、松原市天美東土地区画整理事業により開発された区域に出店。「天美エリアから遊び心のあるあたらしさを発信したい」との思いから、名称を「セブンパーク天美」と決定した。
「セブンパーク天美」では、「LIVE STADIUM~普段の暮らしに・感動・興奮・驚きを~」をコンセプトに、バーチャルな世界を融合させたリアルの感動や喜びの提供を目指す。
出店地の「松原天美」は、国道309号、県道12号、高速「三宅IC」が交わるクロスポイントに位置し、広域からのアクセスに優れている。駅は近鉄南大阪線「河内天美」駅から約700m、徒歩約10分となっている。
施設の目玉となるメインホールには、1階から3階までの高さを誇る、約520インチの大型LEDビジョンを設置。ライブハウス並みの映像・音響・照明設備を備えたステージも用意している。
グループとしては初となる、国土交通省補助事業「サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」にも採択された施設として、地域にも貢献。食品スーパー「ライフ」、最新設備を備えた10スクリーン、約1600席のシネマコンプレックス「TOHO シネマズ」など約200店舗が出店予定だ。
また、人と企業をつなげるリアルマーケティング活動をサポート。企業の活動を来館者に楽しんで体験してもらえるよう調整する。
屋外イベントスペースも充実させる。
環境に配慮した最先端の省CO2設備の導入で、CO2排出削減率は従来比40%減を目標に設定(ECCJ省エネルギーセンター統計値と比較)。
食品ロス対策に施設をあげて取り組み、バイオガス発電システムを導入する。館内で発生した生ごみを場内で処理し、発酵により発生したメタンガスを電気と熱に変換して館内利用することで環境負荷の軽減につなげる。ごみの量では、1日あたり約1トンの削減効果、発電量では、年間で住宅35軒の電気量消費分相当の約17.5万KWhを目指す。
さらに、CO2排出削減を目指すために、エネルギーのマネジメントについて効率的な運用を図る。従来の中央監視にてビルを制御するBEMS管理に加え、過去の実績データや天気予報を基に、エネルギー負荷予測、運転計画最適化を行うシステムI.SEMを導入。夏季のデマンドピークを電力会社からの節電要請、過去実績より判断し、その時間帯に応じたデマンド抑制策を実施する。その際にモール全体のデマンド抑制の他、節電協力をテナント専有部にも要請し、同意を得たテナントと一体となってデマンド抑制を実現するという。
■セブンパーク天美(SEVEN PARK AMAMI)
グランドオープン:2021年秋
所在地:大阪府松原市天美東3-500
運営事業者:セブン&アイ・クリエイトリンク
敷地面積:約6万7000m2
売場面積:約4万5000m2
建物概要:店舗1階~3階、駐車場4階・5階、屋上階、平面駐車場
駐車場:約2100台
駐輪場:約1100台
店舗数:約200店舗
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