イオンは1月31日、埼玉県狭山市にイオンリテールのショッピングセンター「そよら」を2025年春にオープンすると発表した。
<新SCのイメージ>

イオンが、2022年11月に狭山市と締結した包括連携協定に基づく取り組みの一環となるもの。
建設予定地である旧入間小学校跡地に現存する樹齢100年の県木「ケヤキ」と共存した、人が集い、会話が生まれ、笑顔が広がる憩いの空間づくりを推進。地域の生態系の保全と創出に配慮し、店舗を起点にさまざまな世代が毎日のように自然と集うショッピングセンターを目指す。
入曽駅周辺の「顔」となり、交流人口や若い世代の移住・定住の増加、地域住民の利便性向上などを図る。
「そよら」は、2020年3月オープンの「イオンスタイル海老江」の出店に合わせて実施した一般公募により選出された「そら、寄って、楽しんでって!」の呼びかけを由来とした呼称。日常にさわやかなそよ風が吹き込むように、都市に住む人々の生活をもっと楽しく、心地よく過ごすための施設という思いが込められている。「通う・集う・つながる場」をキーワードに、「都市生活に必要なモノがそろい、日々の暮らしをもっと楽しく便利にする毎日のように自然と通う生活拠点」をコンセプトとしている。
スーパー、ドラッグ、カフェ、クリニックなど生活に密着している施設が別々に立地していることの多い都市部において、物販だけでなくサービスもそろえた、日常使いのコンパクトな買物も用事も1カ所で済ませられる場を提供する。
また、店舗がオープンする際に近隣住民とともに敷地内に植樹する「イオン ふるさとの森づくり」、店舗を拠点に子どもたちが環境への興味や関心、考える力を育む体験学習を行う「イオン チアーズクラブ」を実施する予定だ。
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