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イオンリテール/新たに衣料品「専門店モデル」構築し拡大へ

2023年10月12日 15:50 / 店舗

イオンリテールは10月12日、衣料品売場に新たな「専門店モデル」を構築し展開を拡大すると発表した。このほど、新たなGMS(総合スーパー)衣料品売場の創造に向け、売場環境とオペレーションを刷新した「専門店モデル」を構築した。

年齢別・シーン別に分類した6つの専門店を展開し、セルフ・タブレット型レジの導入することで、売場環境とサービスレベルを向上させる。新たな「専門店モデル」は、今年4月から、千葉県船橋市の「イオン船橋店」で実験・検証を行っていた。

10月20日、さいたま市の「イオン浦和美園店」のリニューアルオープンで、イオンリテールの新たな衣料品売場をスタートさせ、今後、展開を拡大する計画だ。

<イオン船橋店の衣料品売場>

衣料品売場は、Z世代からシニア層まで、デイリーなカジュアルやフォーマル、スポーツ、トラベル、雑貨まで幅広く揃えている総合力が強みだが、各ターゲットに認知されていないことが課題だった。

そこで、従来の性別ごとに分類された売場から、年齢別・シーン別に分類した売場に変えることで、より多様化するニーズや用途に合わせた商品の魅力や特長を伝える。今回、売場環境とオペレーションを刷新した「専門店モデル」により、従来のGMSのイメージを一新し、衣料品における成長戦略の一つとして展開を進める。

<専門店モデル>

新たな衣料モデルである「専門店モデル」は、ファミリー向けの「デイリーカジュアル」、ビジネスやフォーマルの「オケージョン」、シニア向けの「セカンドライフ」、Z世代向けの「ネクストエイジ」、スポーツ関連の「スポーツライフ」、靴、トラベルグッズを含めた「雑貨」に分類した、6つの専門店で構成する。

売場を大きな壁で仕切り、それぞれ什器や陳列・演出の仕方を変え、独自性ある専門店を展開する。

オペレーション面では、セルフレジを「デイリーカジュアル」に導入し、簡便で快適な買い物環境を実現すると同時に、創出した人時により接客や売場メンテナンスの時間を充足させる。

また、タブレット型レジ(クラウドPOSレジ)を接客販売を基本とする「オケージョン」「セカンドライフ」に導入することで、接客・採寸・レジ・見送りの業務を一気通貫で行えるようになった。オーダースーツを購入する際、お客が採寸や会計の度に移動したり、待つ時間を削減する。

イオン浦和美園店では、雑貨、靴、トラベルグッズの売場をまとめ、より専門性を高める。デイリーカジュアルでは、集中型フィッティングルームに加え、各コーナーにも新たにフィッティングルームを配置し、お客の利便性を向上させる。

■イオン浦和美園店
所在地:埼玉県さいたま市緑区美園5ー50-1
売場面積:約6257m2(衣料品フロア)
営業時間:1階食品、日用品7時~23時
化粧品、イオン薬局(調剤薬局)9時~23時
2階 ファッション9時~22時
3階 キッズ・暮らしの品9時~22時
別棟 サイクル9時~21時

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