三井食品/人手不足にも対応「流通AI推進本部」新設
2019年06月25日 14:30 / 経営
三井食品は6月25日、流通AI推進本部を新設したと発表した。取引先でも人手不足から、AIやITの活用への興味が高まっていることに対応した施策。
萩原伸一社長は、「我々は、AIやITの専門家ではないが、AIやITの情報とノウハウを収集するために流通AI推進本部を新設した。取引先からの、AIやIT活用といった要望に対してきちんと情報収集して、対応できる部隊にしたい」と流通AI推進本部の狙いを説明した。
4月1日付で組織を新設したが現在は、各エリアごとに散らばっていたシステム担当者を東京の本部に集約した段階で、本格的な運用はこれからだという。
萩原社長は、「新しいものを取引先が導入しても、効果が出てくるまでは時間がかかる。このシステムを導入したら、こういった効果があるので我々にもフィーを下さいといったビジネスにはならないと思っている。あくまで、卸の付加価値としてAIやITの知識を身につける。卸は、取引先が喜ぶ商品があってのものだ」と語る。
親会社の三井物産でも、マーケティングやデータ分析についてのソリューションを扱っているため、三井物産が持つリソースで、取引先に役立つ提案を紹介する業務なども行う予定だという。
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