ファミリーマート/7月「レジ袋有料化」バイオマス配合レジ袋に一新
2020年02月20日 14:20 / 経営
ファミリーマートは2月19日、現在使用しているプラスチック製レジ袋をバイオマス素材を30%配合したものに切り替え、7月からレジ袋を有料化することを明らかにした。
7月1日から、全国一律で、省令により、プラスチック製レジ袋の有料化がスタートすることに対応した施策。法令では、バイオマス素材の配合率が25%以上の場合は、有料化の対象外となる。
ただ、ファミリーマートでは、レジ袋有料化の趣旨が、レジ袋を有料化することで、プラスチック製買物袋の排出の抑制を促進することであることを考慮し、有料化を決定したという。
レジ袋有料化にあわせて、レジ袋の種類も7種類から4種類に削減する。一般の商品に使用する白のレジ袋は5種類を3種類に、お弁当や麺類などに使用している茶のレジ袋は2種類を1種類にする予定だ。
ファミリーマートでは、レジ袋を含む用度品の費用はフランチャイズ加盟店が負担する。レジ袋の変更で、レジ袋の単価は上昇するが、レジ袋を有料化することで、加盟店の負担は減少する見込みだ。
2月19日には、「ファミマecoビジョン2050」を発表し、環境面の中長期目標を設定した。プラスチック対策では、容器・包材に植物を原料にしたバイオマスプラスチックや再生PETを配合するなど、環境配慮型素材の使用を進める。
オリジナル商品の環境配慮型包材・容器の使用割合を2030年に60%、2050年に100%とする。レジ袋などの用度品を含めた環境配慮型素材割合は2030年度までに70%の水準を目指す。
これまでに、「弁当、冷し麺容器等へのバイオマス配合」「サラダ全品エコ容器化」「パスタ・サラダ容器のトップシール化」「サンドイッチ包材の薄肉化」といった対策を進めている。
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