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忘・新年会/参加回数が昨年より22.1%増で減少上回る、予算平均は4268円

2021年12月14日 12:15 / 経営

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は12月14日、今年度(2021年12月~2022年1月)の忘年会・新年会(忘・新年会)の消費者アンケートの結果を発表した。それによると、参加回数は去年より増加すると答えた増加派が22.1%と減少派を上回った。また、1回あたりの想定予算平均は4268円と前年に比べ微増の結果となった。

<2021年12月~2022年1月の忘・新年会への参加回数の見込み(単一回答)>

忘・新年会の参加回数の見込みでは、首都圏・関西圏・東海圏で「昨年より大きく増えそう」「昨年よりやや増えそう」と答えた「増加派」は合計で22.1%となった。

「昨年より大きく減りそう」「昨年よりやや減りそう」の「減少派」は合計1.1%で、増加派が減少派を大きく上回った。「増加派」を性年代別でみると、トップは20代女性(27%)で、次いで20代男性(26.9%)となった。また、76.8%が「昨年と変わらない」と回答した。

<2021~22年の忘年会・新年会の参加回数の見込み「参加方法別比較」(全体/単一回答>

参加回数の見込みで、外食で行う場合とオンライン開催で行う場合の参加方法の集計では「外食」で、「昨年より大きく増えそう」「昨年よりやや増えそう」の「増加派」は合計で19.9%だった。

「昨年より大きく減りそう」「昨年よりやや減りそう」の「減少派」は合計1%で、こちらも増加派が減少派よりも多かった。「オンライン開催」についても増加派が減少派の数値を上回った。

<忘・新年会の1回当たりの参加費(支出実績)と想定予算(想定額)>

予算について昨年度(2020年12月~2021年1月)に実際に使った金額と今年度の想定予算(想定額)を聞いたところ、想定予算は1回当たり「5000~6000円未満」(32.1%)が最も多かった。次いで「3000~4000円未満」( 24.2%)となった。

コロナ禍で昨年度の忘・新年会は、想定予算が平均4234円、実際の参加費は平均4242円と2012年の調査開始以来の最低額だった。今年度の想定予算の平均は4268円で、昨年度によりも34円だが増えた。

<参加する機会がありそうな忘・新年会の相手(2019~2021年度、複数回答)>

忘・新年会で、参加する機会がありそうな相手を聞いた質問では、「友人・知人関係」(25%)が1位だった。一方で、コロナ禍前の2019年度に最も割合が大きかった「会社・仕事関係」は、今年度は22.4%で、前年度の20.9%から微増にとどまった。

調査は、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県)、関西圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県)、東海圏(愛知県、岐阜県、三重県)に住む20~69歳の男女を対象にインターネットを使って事前調査と本調査で行った。

事前調査は、9月17~30日、本調査は11月1~8日で実施。事前調査の配信数は49万3268件、本調査対象者数は16137件となった。本調査での配信数は1万2103件、有効回答数は9616件(首都圏:4842件、関西圏:2549件、東海圏:2225件)だった。

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