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モスフード/中央区で自動宅配ロボット活用したデリバリー実験に参加

2022年01月26日 15:40 / 経営

モスフードサービスは1月26日、ENEOSホールディングス、ZMP、エニキャリに協力し、東京都中央区佃・月島・勝どきエリアにおいて、自動宅配ロボットを活用したデリバリー事業のビジネス性検証を目的とした実証実験に参加すると発表した。

<自動宅配ロボット「デリロ」>
自動宅配ロボット「デリロ」

実験は2月1日~28日、営業時間11時~20時で実施する(荒天の場合中止)。配送先は東京都中央区佃・月島・勝どきエリアの配送可能なマンション(約5000戸)、小売店27店舗に注文可能となっている。

多種の店舗が参加するなかで、顧客のニーズを検証するビジネス実証。将来的な実用展開を見据え、ロボット設置拠点から「モスバーガー 月島店」を含む複数店舗の商品をピックアップし、遠隔監視による公道デリバリーを行う。

特定の店舗に特化した配送ではなく、多数の事業者が利用できる配送サービスを確立することを目指す。

<ロボット宅配の利用手順>
ロボット宅配の利用手順

具体的には、ENEOSとエニキャリが共同構築した受注・集荷・決済などのプラットホームを利用し、ZMPが提供する自動宅配ロボット「デリロ」が商品を配送する。モスフードサービスは「モスバーガー 月島店」(東京都中央区月島1-27-9)に「デリロ」を停止させ、顧客からのオンライン注文により商品を提供する。

同社では、一昨年からオリィ研究所と協力し「OriHime」を介して、リモートで会話や動作を実施するパイロットと会話しながらゆっくりと商品が注文できる「ゆっくりレジ」の実証実験を開始。昨夏には、この実験を進化させパイロットが「OriHime Porter」を遠隔操作することで、フードメニューを店舗スタッフから受け取り、席で待っている顧客に移動しながら声がけし商品を運搬する実験を行った。

今回の実験はこれに続くロボット活用実験となる。非接触かつ安価な配送を見据えたこの実証実験に参加することで、顧客のニーズの高まりやサービスの有効性を検証する。

ロボットの充電・デリバリー拠点は、東新エナジーが運営するDr.Drive月島SS(東京都中央区佃2-18-8)となる。乾汽船が運営するシェア型企業寮「月島荘」(東京都中央区月島3-26-4)にもデリロを配備し、拡大した配送エリアをカバーするという。

■注文可能な小売店(27店舗)
磯丸水産 門前仲町店、一体感、カオマンガイ専門店 タイ料理ヒウマイ 築地店、カモンチ come on!家、サイゼリヤ 月島店、ジャラナ 晴海店、タイ食堂 ありがタイ、ダイエー 月島店、ペッパーランチ越中島店、松屋 勝どき店、モスバーガー 月島店など

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