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ロイヤルHD/中期経営計画発表、24年に売上高1360億円を目指す

2022年02月15日経営

ロイヤルホールディングス(HD)は2月14日、2022~24年の中期経営計画を発表した。

新しい経営計画では「時間や場所にとらわれない“食”&“ホスピタリティ”の提供」をビジョンに掲げ、「既存事業の収益性向上」と「戦略的事業の創造」に着手。2024年には売上高1360億円、経常利益65億円を目指す。

<菊地唯夫会長>

ビジョンについて、同日行われたオンライン決算会見で、菊地唯夫会長は「新型コロナでさまざまな環境が変化し、食の世界も店のものが自宅で食べられるなど、消費者は時間から解放されている。こうした中で我々が時間や場所に依存していては機会損失になる。これを避け、バリューを届けるために作った」と述べた。

ロイヤルHDでは、新型コロナによって「人流依存のポートフォリオ」「固定費負担の増大」「各事業のレジリエンス(強靭性)不足」が課題として浮き彫りになったとしており、解消に向け、今回の中期経営計画で事業ポートフォリオを再定義する。

<中期経営計画での事業戦略コンセプト>

そのための事業戦略で「既存領域」と「事業創造領域」、「オンプレミス(自社施設による飲食や宿泊サービス提供)」と「オフプレミス(テークアウト・デリバリーなど)」の4つに分けた。

さらに、5つのカテゴリーを設定。5つは「カテゴリー1」が、高付加価値戦略とT/O、デリバリー継続的強化、「カテゴリー2」は、新ライフスタイル型業態開発、「カテゴリー3」が、生産性向上と商品開発力強化、「カテゴリー4」は、リパッケージ戦略(強みを活用した事業化・拡大)、「カテゴリー5」については、グループ事業基盤強化になる。

同社は、4つの区分と5つのカテゴリーを組み合わせ成長戦略に取り組む。投資額は3年累計で既存領域が124億円、事業創造領域は72億円を計画する。「当社は(外食という)同じ業界でもかなりダメージの大きい会社。4つに事業を分けることで、リスクに強い会社にするために行った」と、菊地会長は説明した。

<外食、コントラクト事業の事業戦略>

主となる施策では「カテゴリー1」の「既存領域」で、外食事業は、「高付加価値戦略」として、ロイヤルホスト、専門店で商品開発や改装含むCX(顧客体験)改善、DX(デジタルトランスフォーメーション)化による対顧客提供価値向上、CRM(顧客関係管理)改善による買い上げ点数の増加に取り組む。「T/O、デリバリー強化」では、てんやでモバイルオーダーなどによるCX改善を行う。同時に生産性を向上し、材料や人件費上昇に対応する。

空港や高速道路サービスエリアなどで店舗や施設運営などを行うコントラクト事業では「高付加価値戦略」で、単価上昇プログラムの継続、採算性を改善。加えて、拠点も拡大する。ホテル事業は「高付加価値戦略」として、CX改善活動で顧客の利便性向上などを行うほか、リスク耐性強化で固定費圧縮を図る。

<ホテル事業の事業戦略>

また、「カテゴリー2」の「事業創造領域」で、外食、コントラクト事業は新しいライフスタイル型の業態やDXを活用した次世代モデルを開発する。

外食事業は、その一環として新業態のバターミルクフライドチキン専門店「Lucky Rocky Chicken(ラッキーロッキーチキン)」を東京・吉祥寺や武蔵小山などに4店をオープン。「まだ、勝ち筋は見えていない」(菊地会長)が、今期は新たに4店の出店を検討する。ホテル事業は、新しいライフスタイル型とレジャー型の業態を開発し、主軸のビジネスに加え、新たにレジャー需要を取り込む。

<食品事業の事業戦略>

食品事業では「カテゴリー3」の「既存領域」で、生産性向上と開発力を強化する。「カテゴリー4」の「事業創造領域」では、家庭用フローズンミール「ロイヤルデリ」などの冷凍ミールの事業拡大、レストランビジネスで得たスキルやノウハウを活用した高付加価値商品の開発などに取り組む。

「食とホスピタリティーというのが、われわれの持ち味。今後も環境は大きく変化すると思うが、今回の計画で当社の強みが力強く発揮できる3年にしたい」。菊地会長は、こう強調した。

<阿部正孝執行役員>

会見には3月29日付で社長に就任する阿部正孝執行役員も出席。阿部執行役員は、中期経営計画の実現に向け「既存事業の深掘りと新しい事業のチャレンジという両輪をしっかり回していく」と抱負を述べた。

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