ロイヤルHDほか／食べ残しを持ち帰る活動「mottECO」事業に参画

2023年05月31日 18:20 ／経営

ロイヤルホールディングスは、セブン＆アイ・フードシステムズ、SRSホールディングス、日本ホテル、京王プラザホテル、アレフ、東京都杉並区と共同で、環境省「令和5年度食品廃棄ゼロエリア創出モデル事業等」に応募し、2023年5月30日に「mottECO（モッテコ）導入モデル事業」として採択された。

＜ロイヤルHDなどがmottECO事業に参画＞

今回採択されたのは、「自治体・事業者連携によるmottECO導入、普及推進事業」で、「食品ロス・食品廃棄物削減」という社会課題について、競合の垣根を超えた複数の事業者と自治体が連携し、mottECO普及を目的としたコンソーシアムを結成、mottECOの拡大を通じその解決を図るものとなる。具体的には、事業に参画した6社が運営する各店舗で、顧客が食べ切れなかった料理の持ち帰りを希望した場合、安全に食べるための注意喚起チラシと容器を渡し、自身の責任で持ち帰ることで、「食べ残したものは自分の責任で持って帰る文化」の普及と啓発を行う。

2021年度、環境省から「自己責任による食べ残し持ち帰り＝mottECO（モッテコ）」が発信されたことを受け、同社グループでは、外食事業を担うロイヤルフードサービスが運営する「ロイヤルホスト」が、セブン＆アイ・フードシステムズが運営する「デニーズ」と共同で導入し、普及促進の取組を開始。昨年度は、和食ファミリーレストラン「和食さと」などを運営する日本ホテルが加わり、750店舗まで実施を拡大した。今年度は、取組に賛同したハンバーグレストラン「びっくりドンキー」、ホテル業態の「京王プラザホテル」、自治体として飲食店でmottECO普及に注力する東京都杉並区が参加している。