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酒類の景気DI/最悪期から40ポイント以上回復

2023年06月05日 13:10 / 経営

帝国データバンクが6月2日発表した「酒類業界の景況感に関する動向調査」によると、酒類景気DIは最悪期から40ポイント以上回復した。

<最悪期から40ポイント以上回復>
最悪期から40ポイント以上回復
※出典:帝国データバンクホームページ

2019年1月から2023年4月までの酒類景気DI(以下:酒場DI)をみると、1回目の緊急事態宣言が発出された2020年4月に最低となる5.1を記録。以降、ゆるやかに回復するも、感染者数の増減や行動制限の影響により、全産業の景気DIを大きく下回る水準で推移した。

しかし、2023年に入り新型コロナの5類移行に向けた検討が本格化すると、反動増の要素を含みつつも景況感は急激に上向き、2023年4月は45.7と2カ月連続で全産業の景気DI(44.6)を上回ったという。

ただ、一方で、「生活習慣の変化が一時的なものではなく、夜の外出をする人が減ったままの日常に変化したため、飲み会も減り、居酒屋の利用が戻らない層がある」(酒場、ビヤホール、神奈川県)といった厳しい声も依然あるとしている。

景気DIは、帝国データバンクが算出する全国企業の景気判断を総合した指標。50を境にそれより上であれば「良い」、下であれば「悪い」を意味し、50が判断の分かれ目となる。

酒場DIは、「果実酒製造」「ビール製造」「清酒製造」「蒸留酒・混成酒製造」「酒類卸売」「酒小売」「バー、キャバレー、ナイトクラブ」「酒場、ビヤホール」の景気DIから算出している。

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