ウエルシアHD／DX推進で情報システム会社「エクスチェンジ」買収

2024年01月17日 15:30 ／経営

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ウエルシアホールディングスは1月17日、エクスチェンジの株式200株（持分比率 100.0％）を取得し、完全子会社化すると発表した。

株式取得に伴い、エクスチェンジの完全子会社であるエクスチェンジソリューションズ、エクスチェンジクリエイティブもウエルシアHDの孫会社となる予定だ。

＜ウエルシア＞

ドラッグストア業界は、競合企業との出店地をめぐる競争、同業大手のM&Aによる規模拡大、業種・業態を超えた顧客サービスの拡充等、競争が激化している。一方、少子高齢化が進行する状況において、医薬品をはじめとする生活必需品の供給や健康寿命延伸に向けたサービスの担い手としての責任が高まるものと考えられる。

このような状況において、グループは、「お客様の豊かな社会生活と健康な暮らしを提供します」を企業理念とし、健康を意識した付加価値の高い商品やサービスの提供を行う「地域No.1の健康ステーション」を目指し、「調剤」「カウンセリング」「深夜営業」「介護」を軸とした独自のビジネスモデル（ウエルシアモデル）による店舗づくりを行い、関東を中心に北海道から九州・沖縄まで国内2800店舗（2023年11月末現在）を展開している。

エクスチェンジグループは、2003年の設立以来、情報システムの設計・開発・運用、ソフトウェアの受託開発等を主力事業として展開している。企画から設計・開発・運用まで一連の工程をグループ内で完結できる確かな技術力とノウハウが事業基盤で、特にWeb系のサーバーシステムやアプリケーションの開発に優れており、保守・運用も含めて数多くの実績を上げている。

今回の完全子会社化により、グループにおけるITインフラやアプリケーションなどの情報システムの整備を進めるとともに、DXを推進するITの企画・開発・運用体制の構築を加速させる。デジタル技術とデータを活用し、お客へ新しい価値を提案するとともに持続的な企業価値の向上を実現するウエルシアモデルの進化を目指す。

2023年9月期のエクスチェンジの売上高は15億7300万円、営業利益1億3000万円、経常利益1億3900万円、当期純利益8500万円だった。