流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





賃上げ2024/外食33組合・正社員平均1万8132円引き上げ

2024年04月04日 13:10 / 経営

UAゼンセンは4月4日、2024年労使交渉で、総合サービス部門のうちフードサービス部会33組合において、正社員の妥結総合計が1万8132円(6.27%、加重平均)となったと発表した。

<フードサービス部会の賃上げがけん引と原田局長>
原田局長

昨年の1万3337円(4.6%)を5000円近く上回る大幅な引き上げとなっている。

同日行われた記者会見で、総合サービス部門の原田光康事務局長は「総合サービス部門全体では、正社員は101組合が加重平均1万7561円(5.97%)と物価上昇3%、UAゼンセン平均を超えている。人手不足で現場の運営が厳しくなっているフードサービス部会の賃上げがけん引している。また、パートも51組合が、単純平均74.2円(6.27%)と昨年実績も、正社員も上回る結果となった。人材確保、処遇改善に向けた人への投資の重要性は、労使ともに強く認識している」と述べた。

なお、UAゼンセン全体の妥結総合計(制度昇給、ベア込み、加重平均)は、正社員組合員1万6446円(5.49%)、パート組合員66.7円(6.11%)だった。

取材・執筆 鹿野島智子

■賃上げ2024の関連記事
賃上げ2024/UAゼンセン、流通・パート66組合が7%以上で妥結

関連記事

経営 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧