ウエルシア/熱中症対策で24の自治体でクーリングシェルター設置
2024年06月06日 16:36 / 経営
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ウエルシアホールディングスは6月1日、全国の24自治体にあるグループのドラッグストア会社の店舗に、自治体からの指定を受けたクーリングシェルターを設置した。
クーリングシェルターは、指定暑熱避難施設の事で、国が創設する熱中症特別警戒情報発令時に一般開放できる施設として、市町村長が指定した施設。
6月1日時点で、指定を受けてクーリングシェルターを設置している地域は、新潟県(2自治体)、埼玉県(5自治体)、千葉県(4自治体)、山梨県(1自治体)、長野県(1自治体)、富山県(1自治体)、静岡県(5自治体)、愛知県(3自治体)、三重県(1自治体)、広島県(1自治体)。クーリングシェルターの開放時間は、自治体の運用時間に則り運用する。
ウエルシアは、昨年7月に静岡県の島田市にある4店舗にクーリングシェルターの設置を初めて開始した。また、自社としても店舗内に「夏の涼み処」の名称で熱中症からの避難場所を設置した。
今年は、環境省の「熱中症特別警戒アラート」が4月24日より運用開始され、昨年よりも早く熱中症の注意喚起とクーリングシェルターをはじめとした避難先への積極的な利用が促されている。近年熱中症による死亡者数が増加傾向にあり、熱中症対策を強化するための改正気候変動適応法が4月から全面施行されており、早めのクーリングシェルターの設置に至った。
また、自治体指定のクーリングシェルターとは別に、店舗内にある地域協働コミュニティスペース「ウエルカフェ」等のスペースを営業時間中に利用できるようにするとともに、都道府県独自の施策にも参画して猛暑からの避難場所を設置し、グループとして地域社会の熱中症対策に取り組む。
ウエルカフェとは、地域社会の諸課題を解決する場=地域協働「コミュニティ」スペースとして、ウエルシア薬局内に設置されていて、健康増進、福祉、文化活動等に無料で利用できるスペース。
グループでは、2030年のありたい姿として「地域No.1の健康ステーションの実現」を目指し、地域社会の健康増進に役に立てるよう取り組んでいるという。
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