大創産業/「カスハラ」基本方針を制定
2025年03月03日 11:16 / 経営
「DAISO(ダイソー)」を運営する大創産業は3月3日、カスタマーハラスメント(カスハラ)に対する基本方針を制定した。
同社は「一部のお客様による妥当性を欠く要求や社会通念上不相当な言動が確認され、これにより従業員の就業環境を悪化させかねない事態も確認されている」とし、こうした事情を踏まえ、カスハラの基本方針を制定することになった。
カスハラに該当する行為として「要求の内容が妥当性を欠くもの」と「要求を実現するための手段・態様が社会通念上不相当なもの」に大別。
要求の内容が妥当性を欠くものとしては「提供する商品・サービスに瑕疵・過失が認められないもの」「要求の内容が提供する商品・サービスの内容とは関係がないもの」とした。
要求を実現するための手段・態様が社会通念上不相当なものとしては「暴行、傷害等の身体的な攻撃、商品・備品等の損壊」「怒声・罵声を浴びせる等の威圧的・差別的な言動、脅迫、暴言」「個人情報等のSNS/インターネット等への投稿(写真、音声、映像の公開)」などとしている。
また、カスハラの問題解決に向けて、「警察や弁護士などのしかるべき機関に相談し、適切に対処する」との方針を掲げた。
■カスタマーハラスメントに対する基本方針
https://www.daiso-sangyo.co.jp/company/cs_harassment
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