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オリエントコーポレーション(オリコ)は8月8日、中国の阿里巴巴集団(Alibaba Group)の金融サービスを提供しているANT FINANCIAL傘下の電子決済サービス「支付宝(アリペイ)」を日本で提供すると発表した。
アリペイは、スマートフォンで表示された「QRコード・バーコード」を販売店舗側の専用端末もしくはPOSレジで読み取ることで簡単に決済が完了するサービス。
オリコは、アリペイの加盟店開拓などのアクワイアリング業務を行い、決済インフラの整備と決済サービスを強化することで、訪日中国人のインバウンド需要を取り込み、加盟店の売上拡大に向け支援する。
アリペイ導入の第1弾として、ファミリーマートと提携し8月9日から、まずインバウンド需要が高い東京都内の4店から導入を開始し、順次拡大する予定だ。
2014年に設立されたANT FINANCIALは、2004年から中国で開始したEC決済サービスのアリペイを中核ビジネスにしている。
アリペイは、世界でも有数の決済プラットフォームとして、4億5000万人以上の実名認証ユーザーが利用している。
圧倒的な強さを持つネット上のオンライン決済の他に、スマートフォンにバーコード・QRコードを表示させるリアル店舗向けの対面決済サービスを展開し、中国国内の80万の加盟店と海外の7万の加盟店で利用できる。
アリペイアプリは、顧客がライフスタイルの一環として利用しているため、アプリから加盟店への誘導効果が非常に高く、認知度向上と売上拡大につながるブランディング効果も見込めるという。
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