アサヒ/8883億円で中東欧5か国のビール事業取得
2016年12月13日 16:00 / 経営
アサヒグループホールディングスは12月13日、Anheuser-Busch InBev SA/NV(以下AB InBev)との統合前にSABMiller plc(以下SAB)が保有していたチェコ、スロバキア、ポーランド、ハンガリー、ルーマニア事業の取得に関する同日の入札結果を受け、AB InBevと株式売買契約を締結した、と発表した。
取得価格は約8883億円。
同社は、事業の将来像として、「酒類を中核とする総合飲料食品グループとして、国内では、高付加価値化を基軸とするリーディングカンパニーを目指すとともに、日本発の『強み』を活かすグローバルプレイヤーとして独自のポジションを確立する」ことを掲げている。
こうした戦略の一環として、今年10月には、SABのイタリア、オランダ、英国事業とその他関連資産を取得し、「Peroni」、「Grolsch」といったグローバルプレミアムブランドを取得。
今回、同じく統合前のSAB社が保有していた中東欧5か国の事業会社と、「Pilsner Urquell」をはじめとする有力ブランドの知的財産権(一部地域を除く)を取得するものであり、西欧事業との親和性も高く、欧州全体に強固な成長ネットワークを築くことが可能となる。
対象事業は、ピルスナービールの元祖である「Pilsner Urquell」といったグローバルブランドを有していることに加えて、一人当たりのビール消費量が世界で最も多いチェコをはじめ、ポーランド、ハンガリー、ルーマニアでトップシェアとなっており、強い事業基盤を背景とした高い収益性を持つ事業群となる。
こうした事業とブランドの買収により、「Super Dry」、「Peroni」、「Grolsch」などと合わせて、有力なプレミアムブランドを軸として成長するグローバルプレイヤーとして、独自のポジションの確立を目指す。
経営 最新記事
一覧最新ニュース
一覧-
- 賃上げ2024/ゲンキー正社員平均5%アップ
- 04月26日
-
- 大戸屋/「そよら横浜高田」に新店舗オープン
- 04月26日
-
- イオン九州/長崎県の医療介護施設に無人店舗5/1オープン
- 04月26日
-
- 吉野家HD/ラーメン店向けめん・スープ製造の宝産業を買収
- 04月26日
-
- 西武グループ、野村不動産/「軽井沢千ヶ滝地区」を共同開発
- 04月26日
-
- ニトリ/中国95店舗目「福州倉山愛琴海店」オープン
- 04月26日
-
- SHEIN/キャッシュレス決済「PayPay」導入
- 04月26日