高倉商事/新潟の衣料品卸「新型コロナウイルス」の影響で破産
2020年04月01日 10:00 / 経営
東京商工リサーチによると、新潟の衣料品卸の髙倉商事は3月30日、新潟地裁に破産を申請し同日、破産開始決定を受けた。負債総額は債権者約390人に対して約6億6700万円。
1914年創業。婦人服を中心に宝飾品や健康食品などの卸売を手掛けていた。また、小売店運営や不動産賃貸にも進出し、ピーク時の1989年4月期には約26億6200万円の売上を計上していた。
しかし、比較的高額な商品を取り扱っていたこともあり、廉価な海外製品との競合で徐々に受注は低下。近年の年間売上高は約7億円まで落ち込んでいた。
減収により採算性も悪化し、借入依存度も高く厳しい資金繰りが続いていたなか、「新型コロナウイルス」感染拡大により得意先の小売店が外出自粛の影響を受けて販売が低迷。展示会や催事等の中止も相次ぎ、業況悪化に拍車がかかり、事業継続を断念した。
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