農水省/新型コロナで発生「未利用食品」販路確保や寄付推進
2020年05月14日 16:00 / 行政
農林水産省は、新型コロナウイルス感染症の影響で発生する未利用食品について、新たな販路の確保やフードバンクへの寄附を通じて、食品として有効活用する取組を推進している。
このほど、新たに、未利用食品の販売(フードシェアリング)を促進するビジネス9件の情報をとりまとめ、農林水産省ホームページに掲載した。
<未利用食品の販売を促進するビジネスの一覧>
出典:農水省発表資料(以下同じ)
各ビジネスにおいて、新型コロナウイルス感染症対策による影響も踏まえ、ビジネスの対象範囲の拡大(新規メニューの追加等)、利用条件の変更(利用料の減免等)、積極的な相談対応等を実施している。
未利用食品の販路を確保したい食品関連事業者や、未利用食品を積極的に購入したい消費者は、ぜひ、情報を活用してほしいと呼びかけている。
また、今回掲載したビジネス以外に、未利用食品の販売(フードシェアリング)を促進するビジネスについて、農林水産省ホームページへの掲載を希望する企業を募集している。
■4月24日時点で7.5トンの未利用商品フードバンクに寄付
そのほか、イベントや学校給食で活用する予定であった未利用食品の情報を集約し、全国のフードバンクに一斉に発信する取組を行っている。
この情報発信は3月4日に開始し、4月24日時点で30件(計約7.5トン)の未利用食品が、フードバンクに寄附された。
また、学校給食の休止に伴い発生する未利用食品の有効活用を図るため、食品関連事業者等に対して、「フードバンクに寄附する際の輸配送費」「再生利用(飼料化・肥料化等)する際の輸配送費や処理費」を支援している。
3月の全国一斉の臨時休校によるものに加えて、新たに、4月以降の休校等により発生する未利用食品も支援対象とした。
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