セブン&アイ/米国のインフレでPB拡充、競争力強化と利益率改善
2022年10月06日 16:00 / 海外
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セブン&アイ・ホールディングスは10月6日、米国で続く物価高騰に対して、7-Eleven,inc.がプライベートブランドを拡充して対応していると公表した。
井阪隆一社長は同日開催した2023年2月期第2四半期決算説明会で、「米国の長引くインフレに対して、プライベートブランド(PB)が非常に有効な手段となっている。7-Eleven,inc.では、商品粗利率は、プライベートブランド54%、ナショナルブランド32%であり、22%の荒利の差がある。価格競争力があり、荒利も高い。北米No.1の店舗ネットワークを活かしたPB商品の拡充により商品競争力強化と利益率の改善を追求している」と述べた。
7-Eleven,inc.では、2015年から自前のPB商品開発を進めており、2022年のPB商品数は912を超えた。2021年のPB商品売上は12億1000万ドルだったが、2022年度は14億3500万ドル、2025年度は21億ドルに拡大する計画だ。
また、米国ではガソリンスタンド併設店舗が主力となっているが、脱炭素社会の新店もあり、ガソリンビジネスからの転換が必要になっている。電気自動車(EV)の普及率はまだ低いが、今後を見据えて、EV化への対応を強化する。中長期的には、フレッシュフードの販売、レストラン事業を拡充し、ガソリン以外の来店動機を創出する。
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