マックスバリュ東海 決算/3~5月増収増益、じもの商品・成長カテゴリーに注力
2024年07月12日 17:56 / 決算
マックスバリュ東海が7月12日に発表した2025年2月期第1四半期決算によると、営業収益920億9300万円(前年同期比3.2%増)、営業利益28億5500万円(18.5%増)、経常利益28億4300万円(17.8%増)、親会社に帰属する当期利益18億5000万円(19.0%増)となった。
店舗展開では、3月にネットスーパー・ミスタードーナツを併設した「マックスバリュ浜松新橋店」(浜松市中央区)を新規開設し、既存店6店舗を改装している。
また、3月に1店舗閉鎖し、国内事業の店舗数は計240店舗となった。
商品面では、「じもの」商品の関する取り組みとして、トップバリュベストプライス「冨士宮やきそば」の販売に加え、じもの食材を活用した商品開発を推進している。
営業面では、時間帯に応じた品ぞろえや鮮度・出来立て商品の訴求といった基本の徹底に注力。デリカ商品の拡充や、品ぞろえ拡大に向けた冷凍ケースの入替を14店舗で実施するなど、成長カテゴリーの販売強化に注力してきた。
節約志向の高まりに対しては、得意日の販促強化とともに「トップバリュ」の展開強化に取り組んだほか、小容量商品を充実させた。「iAEON」を通じたお得なクーポン配信など、デジタルも活用。株式上場20周年を記念したセール「大感謝祭」も実施している。
新規の取り組みとして電子棚札を36店舗で導入したほか、キャッシュレスセルフレジを9店舗に設置した。
顧客接点の強化では、移動スーパーの販路拡大に向け、新規5台を含む総計22台へと運行体制を拡充。ネットスーパー事業では、新規1拠点を開設し、総計27拠点体制となっている。
また、無人店舗「Maxマート」は65店舗体制まで拡大。「Uber Eats」を利用した商品配達サービスは5拠点開設し、総計64拠点まで広げた。
通期は、営業収益3770億円(2.8%増)、営業利益137億円(1.6%増)、経常利益136億円(0.6%増)、親会社に帰属する当期利益84億円(1.0%増)を見込んでいる。
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