ビックカメラ 決算/9~5月増収増益、インバウンド好調で通期上方修正
2024年07月12日 16:13 / 決算
ビックカメラが7月12日に発表した2024年8月期第3四半期決算によると、売上高6876億7800万円(前年同期比12.3%増)、営業利益191億9400万円(76.1%増)、経常利益207億1900万円(67.1%増)、親会社に帰属する当期利益105億5400万円(128.6%増)となった。
新型コロナウイルス感染症の影響により落ち込んでいた免税売り上げは、海外向け当社公式SNSでの発信や、現地インフルエンサーとの連携強化、航空会社とのクーポン配布施策拡大などの取り組み効果もあり、多様な国々からの集客が進んだ結果、足元ではコロナ前を超える水準まで回復している。
店舗展開は、グループ会社のコジマが、2023年11月23日の「コジマ×ビックカメラ 新さっぽろデュオ店」(北海道札幌市)を開店、同社と日本空港ビルデングとの合弁会社のAir BICが、臨時休業していた「Air BicCamera 那覇空港店」(沖縄県那覇市)を、2024年4月1日より営業再開した。
通期は、インバウンド売り上げが予想を上回ったことに加え、コジマおよび携帯キャリアショップ事業が好調に推移したことから上方修正した。
売上高は前回予想比120億円増の9160億円(10.8%増)、営業利益30億円増の225億円(37.2%増)、経常利益32億円増の246億円(29.2%増)、親会社に帰属する当期利益12億円増の100億円(199.6%増)を見込んでいる。
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