コメリ 決算/4~12月増収増益も残暑や円安で通期予想は下方修正

2025年01月29日 16:12 / 決算

コメリが1月29日に発表した2025年3月期第3四半期決算によると、営業収益2960億8100万円(前年同期比2.1%増)、営業利益205億9600万円(2.4%増)、経常利益203億5300万円(0.9%増)、親会社に帰属する当期利益133億4100万円(3.7%減)となった。

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第3四半期は、10月以降も気温の高い日が続き、石油ファンヒーターなどの暖房用品の販売に遅れがあったものの、12月からは気温が下がったことで需要は回復基調となった。

また、闇バイトによる強盗被害の報道もあり、防犯用のセンサーライト、窓の補助錠などの防犯用品の需要も高まった。

出店15店舗、退店11店舗、店舗数は1224店舗。PB商品の売上高構成比率は48.5%(0.32%増)となった。

リフォーム事業は2.2%増と堅調に推移したほか、イーコマース事業の売上高は10.0%増と好調だった。

省力化への取り組みとして、セルフレジの導入を推進し、設置店舗は大型店を中心に112店舗(1店舗あたり平均6台)となった。セルフレジの導入やキャッシュレス比率向上によるレジ決済の迅速化により、レジでの待機時間削減や、従業員が接客にあたる時間の捻出に注力している。

通期の業績予想については、9、10月の記録的な残暑の影響による秋冬商品の苦戦のほか、円安の長期化、原材料高騰の継続などから、下方修正する。

営業収益は前回予想から80億円減の3800億円(2.5%増)、営業利益は18億円減の225億円(1.9%増)、経常利益は22億円減の223億円(0.4%増)、親会社に帰属する当期利益は17億円減の135億円(1.5%減)を見込んでいる。

コメリ/4~9月、猛暑で夏物好調・プロ用消耗品など堅調で増収増益

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