豊洲セイルパーク/オフィス・店舗・インキュベーション施設25年夏オープン
2025年02月21日 10:41 / 店舗
IHIと三菱地所は2月21日、「(仮称)豊洲4-2街区開発計画」の街区名称を「豊洲セイルパーク(TOYOSU SAIL PARK)」に決定したと発表した。
これからの豊洲を推進する帆(SAIL)としての役割を担い、その帆の元に人々が集い交流する公園(PARK)のような開かれた場でありたいという思いを込めた。
建物の完成は2025年6月、開業は2025年夏を予定している。
B棟の豊洲セイルパークビル(延べ床面積約8万9000m2)は、オフィス、店舗に加え、インキュベーション施設「LIFESTYLE LAB “TOYONOMA”」(総床面積約1500m2)、シェア企業寮「TRIAL HOUSE “TAMESU”」(総戸数39戸)など、豊洲エリアにこれまでなかった機能を導入する。
オフィスビルのA棟(延べ床面積約4万7000m2)、大屋根広場、街区周縁部の豊かな緑地空間の整備などを通じ、豊洲セイルパークが新たな交流・発信拠点となることを目指す。
具体的には、インキュベーション施設で生まれた製品やサービスを、シェア企業寮の入居者が暮らしの中で試せる環境を整備する計画。
また、地域住民やワーカーなど訪れる多様な人々が新製品・サービスをフィードバックする「テストマーケティングコミュニティ」の活動を通じて、豊かな「まちづくり」から、豊かな「くらしづくり」を進めるという。
「LIFESTYLE LAB “TOYONOMA”」は、スタートアップから大企業、子どもから大人まで、誰もが気軽に立ち寄れるお茶の間のように開かれた場所を目指し、ライフスタイルに寄与するビジネスを創出するという思いを込めた名付けた。
施設コンセプトを体現するリビングのようなメイン空間、企業の活動拠点となる個室やコワーキングエリア、シェアキッチン、イベントを開催する大会議室、製品展示エリアなどを用意する。
「TRIAL HOUSE “TAMESU”」は、住環境で新しい製品やサービスの実証実験を行うことで、ビジネスに貢献。屋上菜園や食を通じた取り組みにより、居住者に健康的な暮らしが身につき、企業の健康経営にも寄与したい考え。
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