冷凍食品/女性の冷凍野菜の利用頻度が増加、節約・タイパ志向を反映
2025年04月10日 11:08 / 商品
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日本冷凍食品協会の調査によると、女性の「冷凍野菜」の利用頻度が伸びたことがわかった。
女性の「冷凍野菜」の利用頻度は前回に比べ、6ポイント増(28.0%→33.9%)となった。
また、冷凍食品を利用する頻度が増えた理由について、女性では「調理が簡単で便利だから」(75.8%)、「おいしいと思う商品が増えたから」(43.0%)などのほか、「野菜など生鮮品の価格が上がったから」(33.6%)、「手ごろな値段だから」(32.9%)と物価高を反映した回答も目立った。
同調査は、2月15~16日、普段から冷凍食品を「月1回以上」利用している全国の25歳以上男女1250人に、冷凍食品の利用状況を聞いたもの。
冷凍食品全体の利用頻度は女性週平均1.9回(前回1.8回)、男性平均1.8回(同1.7回)で微増だった。
1年前より利用頻度が「増えた」割合が高いのは、男女とも若年層の25~34歳(女性29.6%、男性23.2%)となっている。
冷凍食品の購入場所は、女性は「スーパーマーケット(店頭)」(92.1%)が首位。そのほか「ドラッグストア」(32.3%)、「コンビニエンスストア」(14.3%)、「宅配サービス(生協など)」(13.2%)などが続く。「宅配サービス(生協など)」の利用は男性(4.9%)に比べて高い。
男性も、「スーパーマーケット(店頭)」(95.1%)が圧倒的に多い。
次いで「ドラッグストア」(41.2%)、「コンビニエンスストア」(21.1%)が続くが、「ドラッグストア」は女性より10ポイント近く高くなっている。
年齢別では、「ドラッグストア」「コンビニエンスストア」は若い人で購入率が高い傾向にあるという。
さらに、冷凍食品の魅力は、女性では「調理の手間が省ける」(63.4%)が6割強で最も多かった。次いで「買い置きができる」(57.1%)、「調理時間が短縮できる」(51.7%)といったタイムパフォーマンスを重視していることがわかった。
男性は、「調理の手間が省ける」(58.7%)、「おいしい」(51.8%)、「買い置きができる」(50.1%)、「調理時間が短縮できる」(44.8%)、「価格が安い」(31.7%)となっている。
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