ツルハ/システム障害を可視化する監視システム「New Relic」導入
2025年07月15日 16:08 / IT・システム
BIPROGYは7月下旬から、ツルハホールディングスにクラウド型オブザーバビリティー(可観測性)プラットフォーム「New Relic(ニューレリック)」を提供し、稼働開始する。
オブザーバビリティーとは、システムの内部状態を外部からの観測情報(ログ、メトリクス、トレース、イベントなど)から推測し、「なぜ障害が起きたのか」「どこでユーザーの体験が悪化しそうなのか」を探る能力を指す。
「New Relic」は、オンプレミスからクラウドまで分散したシステム全体の状態をリアルタイムで可視化・分析できるサービス。例えば、サーバーに負荷がかかった際に、どこで何が起きているのかを迅速に把握できるという。
ツルハホールディングスは、「New Relic」の導入により、オンプレミスからクラウドにまたがるシステムを自動で可視化。障害の予測や早期発見によるシステムの安定運用を期待している。
また、オンプレミスからクラウドにまたがる多様なシステムを一元的に運用監視できるため、障害対応の効率化も見込む。
BIPROGYは、オブザーバビリティーを活用した「New Relic」を、小売業界など生活者との接点が多い企業のシステムに導入。2027年度までに20社への提供を目指している。
■オブザーバビリティプラットフォームサービス「New Relic」
https://www.biprogy.com/solution/service/observability_newrelic.html
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