スクロール 決算/4~6月営業利益25.6%減、通販で春物・盛夏物商品が苦戦
2025年08月01日 10:20 / 決算
スクロールが7月31日に発表した2026年3月期第1四半期決算によると、売上高216億9800万円(前年同期比3.2%増)、営業利益16億8900万円(25.6%減)、経常利益18億3600万円(20.8%減)、親会社に帰属する当期利益12億3100万円(21.5%減)となった。
ソリューション事業の売上高は86億6300万円(25.0%増)、セグメント利益は2億7500万円(76.3%増)。
物流代行では、関東圏の物流ニーズの高まりを受け、関東エリア第3の拠点開設の準備を進めるなど、事業基盤の整備に努めた。マーケティングサポートでは、グループが保有しているノウハウを活用し、自社リテールの展開を拡大。決済代行にでは、取扱高が堅調に推移する一方で、貸倒リスクの低減に向けた債権管理体制の再構築に努めている。
通販事業の売上高は101億7200万円(8.0%減)、セグメント利益は15億8300万円(23.0%減)。
春物・盛夏物商品の受注の獲得に苦戦したことで売上高が減少。在庫コントロールや販促費をはじめとする各種コストの削減・抑制など事業効率化を推進した。
eコマース事業の売上高は31億4800万円(7.8%減)、セグメント損失は7700万円(前年同四半期はセグメント利益2900万円)。
2024年度から進めている事業リストラの完遂および新たな収益基盤構築に向けたビジネスモデルの転換を推進している。
通期は、売上高850億円(1.2%増)、営業利益58億円(4.2%減)、経常利益60億円(6.6%減)、親会社に帰属する当期利益40億円(6.3%減)を見込んでいる。
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