パルグループHD 決算/3~8月営業利益19.4%増、3COINSの利益改善
2025年10月07日 16:17 / 決算
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パルグループホールディングスが10月7日に発表した2026年2月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高1170億8200万円(前年同期比15.6%増)、営業利益140億9500万円(19.4%増)、経常利益140億6900万円(17.7%増)、親会社に帰属する当期利益91億8600万円(19.8%増)となった。
衣料事業の売上高は705億8100万円(17.9%増)、営業利益89億4700万円(3.4%増)。
昨年のトレンドが継続する形で、タウン系(ドレスアップ系)ブランドが好調に売上を伸ばし、ECも2桁成長を維持している。
加えて、SNSアカウントで社員インフルエンサーが顧客との強固なつながりを構築している強みを生かし、SNSを通じて新商品の情報を発信することで、先行予約を中心に正価販売を増やしているという。顧客の反応に応じて発注数量を柔軟に調整し、売れ残り在庫を圧縮することで、売上総利益率の向上に努めてきた。
さらに、昨年度第4四半期より連結子会社となったノーリーズが、売上高の増加に寄与している。
雑貨事業の売上高は462億7900万円(12.3%増)、営業利益51億3700万円(61.9%増)。
大型店舗の新規出店を継続的に行うとともに、300円超の新商品を積極的に投入した。付加価値に見合った価格設定を行うことで売上総利益率を改善し、大幅な増収増益を達成している。
第2四半期末の総店舗数1132店舗。
上期の新規出店は68、退店は14となり、前期末比純増54店舗となった。このうち衣料事業は、出店48(ローカスト17、DISCOAT4、その他27)、退店14、純増34店舗。雑貨事業は出店20、退店0、純増20店舗だった。
3COINSは国内18店舗に出店。加えて、海外への再挑戦の第一歩として、7月に香港、8月にマレーシアにそれぞれ地域1号店をオープンした(海外は上記総店舗数には含めていない)。海外事業については、慎重に現地での販売動向を精査しつつ、さらなる事業拡大を図っていく方針だという。
通期は、売上高2310億円(11.2%増)、営業利益264億円(11.6%増)、経常利益264億円(10.3%増)、親会社に帰属する当期利益168億5000万円(42.2%増)を見込んでいる。
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