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PPIH/海外店舗で店内商品のデリバリー開始

2020年12月16日 13:50 / 海外

総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」などを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は12月16日、グループの海外各店舗で、デリバリーサービス各社と連携し、12月から店内で取り扱う商品の宅配サービスを開始したと発表した。

<デリバリーサービスの概要>
デリバリーサービスの概要

今回、Shopee(ショッピー)、Grab(グラブ)、Deliveroo(デリバルー)、Instacart(インスタカート)と提携してサービスを提供する。

新しい生活様式の導入で、なるべく非接触で買い物を楽しみたいというニーズは高まりを見せている。PPIHグループの海外各店舗では、こうしたニーズに対応するため、新しいサービスとして、店内で取り扱う商品の宅配サービスを開始した。

PPIHグループの海外店舗で取り扱う豊富な商品ラインアップの中から、顧客が「今欲しい商品」を届けるサービスフォーマットをデリバリーサービス各社と新たに構築することで、各国の顧客のニーズにリアルタイムで応える。

Shopeeは、2015年に立ち上げられた消費者、販売者、企業の3者を結びつける東南アジア・台湾を代表するECプラットフォーム。

Grabは、東南アジアを代表する日常生活をサポートするアプリケーション。Grabアプリは、2億500万以上ダウンロードされており、ユーザーは、900万人以上の配達ドライバー、加盟店、代理店にアクセスできる。東南アジア8カ国の394都市で、配車サービスに加え、食品のデリバリー、宅配便、デジタル決済、金融サービスなどを提供している。

Deliverooは、2013年にイギリスで設立され、欧州各国、シンガポール、香港など12の国と地域、500以上の都市で食品を中心にデリバリーサービスを展開する。8万店以上のレストランがパートナーとして同社の宅配サービスに登録している。

Instacartは、北米を代表するオンライン食料品プラットフォームで、食料品や生活必需品の当日配達・集荷サービスを提供する。500以上の国や地域、地元の小売業者と提携し、北米の5500以上の都市にある約4万店から配達する。Instacartの宅配サービスは、アメリカ全世帯の85%、カナダ全世帯の70%において利用できるという。

シンガポールでは、現地時間の12月1日10時からShopee、12月16日11時からGrabのサービスを開始した。香港では、現地時間の12月5日10時からDeliverooのサービスを導入した。

アメリカでは、12月中にInstacartを開始する予定で、タイでは、12月中にGrabのサービスを導入する予定だ。

開始当初の取扱商品は、シンガポールのShopeeが270~300点、Grabは220~250点、香港のDeliverooが300点、アメリカのInstacartは800点となっている。店舗によって取扱商品が異なり、随時、商品数は拡充する予定だ。今後、シンガポール、香港、アメリカ、タイの全店舗に順次、導入する計画となっている。

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