H2O/3月は売上高8.4%増の9156億円、営業利益11.5%増
2016年05月12日 15:30 / 決算
エイチ・ツー・オーリテイリングの2016年3月期決算は、売上高9156億9000万円(前年同期比8.4%増)、営業利益238億2500万円(11.5%増)、経常利益230億6000万円(8.7%増)、当期利益140億5300万円(21.3%増)となった。
百貨店事業では、都市部の店舗において、大規模な改装を進め独自の品そろえを強化するとともに、広域への情報発信を行ったことも奏功し、外商顧客を中心とした国内富裕層に加えて、インバウンドの消費を取り込んだことにより、好調に推移した。
建て替え工事中の阪神梅田本店は売場面積が約4割縮小するも、月ごとの全館テーマに沿った施策と人気催事が奏功し、想定を上回る売上で推移した。
一方、スーパーマーケット事業やイズミヤ事業では、新規出店や既存店の改装による売上規模の拡大に加えて、スケールメリットを活かし、製造や調達などの共通化によりコスト削減を行うなど、収益力の強化を図った。
来期は、売上高9300億円、営業利益250億円、経常利益249億円、当期利益141億円の見通し。
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