イズミ 決算/3~5月増収増益、システム攻撃から復旧し既存店売上高4.6%増
2025年07月10日 16:13 / 決算
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イズミが7月10日に発表した2026年2月期第1四半期決算によると、営業収益1365億3800万円(前年同期比25.5%増)、営業利益61億6100万円(6.0%増)、経常利益60億5600万円(0.1%減)、親会社に帰属する当期利益40億4500万円(2.8%増)となった。
売り上げ面は、2024年2月に発生したランサムウエア感染によるシステム障害の影響が一巡。前年同期に商品供給やシステムの停止による店舗運営体制への影響を受けた直営売り場において、客数が大きく回復、販売は堅調に推移し、増収増益を計上している。
小売り事業の既存店売上高は4.6%増、テナント専門店を除く直営ベースでは5.9%増だった。
今後は、西友から買収したサニー事業の店舗網(70店舗)を加えた九州におけるドミナンスを強化する計画。
商品面では、強まる節約志向に対応すべく、3月から毎日の食卓や暮らしに欠かせない食料品や日用品を低価格で提供する「全力応援値下げ」の品目数を60品目から100品目へ拡大した。
また、ゆめマート熊本が運営するサニー70店舗にて、システムの切り替えに伴い西友(東京都武蔵野市)のプライベートブランド商品の取り扱いを3月より順次終了。2024年2月に加盟したニチリウグループ(大阪市福島区)のプライベートブランドである「くらしモア」を導入した。インフレの長期化により高まる低価格ニーズへの対応力を一層高める方針。
通期は、営業収益5901億円(12.6%増)、営業利益307億円(20.7%増)、経常利益304億円(18.2%増)、親会社に帰属する当期利益183億円(53.5%増)を見込んでいる。
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