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USMH/3~11月、コスト削減で営業利益6.3%増

2019年01月09日 13:50 / 決算

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスが1月9日発表した2019年2月期第3四半期の連結決算は、売上高5193億1200万円(前年同期比1.0%増)、営業利益76億9900万円(6.3%増)、経常利益79億8300万円(7.3%増)、純利益41億5900万円(16.7%増)となった。

グループ全体では、一部商品部門の仕入統合を継続するとともに、共同企画商品や共同調達を拡大し、プライベートブランド商品「eatime」も、順次新たな商品を発売し、12月までに合計61品目とした。

ICT部門ではシステムコスト削減の取り組みを継続。さらに、7つの協働タスクを立ち上げ、会計システムのインフラ統合やデジタル化による業務効率化を推進している。

マルエツ単体の売上高は2802億4000万円(0.4%増)、カスミ単体の売上高は2032億6700万円(1.7%増)、マックスバリュ関東単体の売上高は327億1700万円(1.5%増)。

マルエツでは、仕入構造の見直し及び仕入販売計画の精度向上を図り、荒利益率の改善を進めた。

198店舗へ拡大した「セミセルフレジ」、効率的な店舗オペレーションの構築に向けて導入した「トータルLSPシステム」、新たに都心店では20店舗に導入した「電子棚札」などにより省力化の取り組みを推進。

「食のデリカ化」への対応として、改装店舗を中心に旬の生鮮素材を活用した「生鮮デリカ」を46店舗へ拡大した。

カスミは、10月に新設したカスミ筑波大学店において完全キャッシュレス店舗の実験を開始。

また、店舗オペレーションの再構築によるサービスレベル及び生産性の向上を目的に業務改革推進プロジェクトをスタートしている。

マックスバリュ関東は、生鮮強化による来店頻度の向上、継続的な活性化・修繕投資による店舗年齢の若返りなどに取り組んだ。

マルエツが6店舗、カスミが5店舗、グループ計で11店舗を新設。

一方、経営資源の効率化を図るため、マルエツが3店舗、カスミが3店舗、グループ計で6店舗を閉鎖した。

2018年11月末のグループ店舗数は中国江蘇省の店舗も含め、518店。

2019年2月期通期の連結決算は売上高7200億円(前期比4.0%増)、営業利益147億円(4.5%増)、経常利益148億円(4.3%増)、純利益61億円(18.1%減)を見込んでいる。

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