アスクル/5月期は物流センターの減損損失で当期利益90.7%減
2019年07月04日 10:50 / 決算
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アスクルが7月3日に発表した2019年5月期決算によると、売上高3874億7000万円(前年同期比7.5%増)、営業利益45億2000万円(7.8%増)、経常利益44億1800万円(12.1%増)、親会社に帰属する当期利益4億3400万円(90.7%減)となった。
BtoB事業とBtoC事業「LOHACO」事業を合わせたeコマース事業の売上高は3810億9300万円(7.9%増)となった。
差引売上総利益は、オフィス生活用品やMRO商材等の増収、収益力の高いオリジナル商品の拡充などにより、904億9900万円(8.0%増)となった。
販売費・一般管理費は、配送運賃の大幅な増加、「ASKUL Value Center 関西(AVC関西)」開設に係る固定費の増加、前連結会計年度の第1四半期末に子会社化したチャームの費用分の純増等により、6.8%増の854億7400万円となった。
物流センターにおける労働生産性の飛躍的な改善などと売上高の増加により、指標となる売上高販管費比率は前期比で改善した。eコマース事業における営業利益は50億2500万円(32.3%増)となった。
一方で、主に「ASKUL Value Center 日高(AVC日高)」について、固定資産の減損を行い当期利益は大幅に減少した。
「AVC日高」は、「ALP首都圏」の火災後に開設した物流センターであり、物流生産性の復元に大きく寄与したが、宅配クライシスに起因する配送運賃値上げ等の事業環境の変化やその他リスク等を勘案した結果、減損損失を計上した。
前期に火災損失引当金戻入額68億4600万円を計上したことなども大幅な減益要因となった。
次期は、売上高4040億円(4.3%増)、営業利益88億円(94.7%増)、経常利益86億円(94.6%増)、親会社に帰属する当期利益54億円を見込んでいる。
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