ニトリ/新型コロナで買上率向上、ECが伸長
2020年06月26日 15:30 / 決算
ニトリホールディングスは6月25日、2021年2月期第1四半期決算説明会を開催し、3~5月の営業概況を発表した。
3月は、新生活向け家具や家電等の貢献により、売上、客数ともに好調に推移した。4月、5月は、緊急事態宣言を受け、政府からの要請に従い、最大110店の臨時休業や営業時間の短縮を行ったが、営業を継続した店舗や通販が、売上をカバーする形になった。
特に、通販事業においては、店舗におけるECサイトへの積極的な誘導効果もあり、過去最高の売上、客数を達成することができた。
新型コロナウイルスによる外出自粛で、商況が変化した。まず、お客が買い回りをせず、目的を持って来店し、購入することで買上率が向上した。次に、ニトリの自社サイトから購入する人が増えた。以前から進めていたO2O、オムニチャネル戦略が功を奏し、リアル店舗とECサイトを有する強みが、活かせた。
これらの事から、ニトリがお客にとってのデスティネーション・ストアとして成りえたと受けとめているという。
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