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ファーストリテイリング/9~2月増収増益、国内苦戦も海外事業がカバー

2022年04月14日決算

ファーストリテイリングが4月14日に発表した2022年8月期第2四半期決算によると、売上収益1兆2189億7700万円(前年同期比1.3%増)、営業利益1892億7800万円(12.7%増)、税引前利益2125億6600万円(24.0%増)、親会社に帰属する当期利益1468億4400万円(38.7%増)となった。

国内ユニクロ事業、ジーユー事業は大幅な減収減益だったが、その他アジア・オセアニア地区、北米、欧州のユニクロ事業が好調で、業績が拡大したため、全体で増収増益を計上している。

国内ユニクロ事業の売上収益は4425億円(10.2%減)、営業利益は809億円(17.3%減)。既存店売上高は9.0%減。前年の売上のハードルが高いことに加え、上期は前年同期がマスク需要などでハードルが高かったうえに、冬物の売れ筋商品に欠品が発生し、機会ロスが生じたことによる。粗利益率は値引率の改善により0.9ポイント改善。販管費比率は減収に伴い2.6ポイント上昇している。

海外ユニクロ事業の売上収益は5932億円(13.7%増)、営業利益は1003億円(49.7%増)。マレーシアとインドネシアがけん引したその他アジア・オセアニア地区、欧州は大幅な増収増益で、過去最高の業績となっている。北米は大幅な増収、黒字化した。北米はブランディングの強化のための情報発信とコア商品のマーケティングに注力したことで、売上が拡大した。また、値引き販売の抑制や経費構造改革により、売上総利益率、売上高販管費率も大幅に改善した。

欧州は、新規顧客へのマーケティングを強化し顧客層が広がったことに加え、売れ筋の冬物コア商品について十分な在庫を確保して商売ができたことで、大幅な増収増益を達成した。海外ユニクロ事業に占める、北米、欧州の営業利益の構成比は約20%となっている。グレーターチャイナの約55%に次ぐ収益の柱の一つとなりつつあるという。

グレーターチャイナは、新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)に伴う行動規制の影響を受け需要が減退し、減収減益だった。

ジーユー事業の売上収益は1228億円(7.4%減)、営業利益は93億円(40.9%減)。気温が高かったことで秋物の販売に苦戦、冬物は好調な商品があったものの、生産や物流の遅延の影響で機会ロスが生じた。

売上総利益率は、原材料や輸送費の高騰の影響を受け、原価率が上昇したことで、0.4ポイント低下した。売上高販管費率は3.6ポイント上昇したが、これは主に、Eコマースの拡大に向けて西日本に自動倉庫を稼働したことで一時的に物流費が増加したこと、ブランディングのためにマーケティングを強化したことが影響した。

グローバルブランド事業の売上収益は589億円(8.1%増)、営業利益は10億円の黒字だった。セオリー事業は大幅な増収増益。コントワー・デ・コトニエ事業は増収、営業利益の赤字幅は大幅に縮小している。フランスにおいて、新型コロナウイルス感染症による影響が大きかった前年同期に比べて客数が回復したことに加え、不採算店舗の閉店を中心とした事業構造改革を進めたことで経費効率が改善したという。

通期は、売上収益2兆2000億円(3.1%増)、営業利益2700億円(8.4%増)、税引前利益2932億円(10.3%増)、親会社に帰属する当期利益1900億円(11.9%増)を見込んでいる。

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