ドトール・日レスHD/3~8月売上高15.6%増、昨年の営業規制の反動で
2022年10月18日 10:30 / 決算
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ドトール・日レスホールディングスが10月14日に発表した2023年2月期第2四半期決算によると、売上高621億3500万円(前年同期比15.6%増)、営業利益14億7400万円(前期は7億7400万円の損失)、経常利益18億6900万円(前期は6億6800万円の損失)、親会社に帰属する当期利益25億2800万円(23.4%増)となった。
業績は回復傾向にあるが、昨年は営業規制を受けていた期間でもあり、売上高や経常利益は昨年比で大きく改善したものの、コロナ前との比較において根本的な改善には至っていない状況だという。
日本レストランシステムグループにおける売上高は218億2600万円(21.9%増)、セグメント利益は3億7800万円(前年同期セグメント損失7億9800万円)。
3月以降全国的にまん延防止重点措置が順次解除され、その後3年ぶりに自粛要請のない大型連休や夏季期間の中、売上高を確保している。新規出店は、引き続き積極的に「星乃珈琲店」をオープンし、「カフェモーツアルト」などのブランドを出店し、合計で13店舗をオープンした。「星乃珈琲店」の店舗数は、2022年8月末時点で国内においては285店舗となり、うち加盟店は38店舗となっている。
ドトールコーヒーグループにおける売上高は372億2400万円(12.8%増)、セグメント利益は6億6300万円(前年同期セグメント損失2億3500万円)。
店舗においては、コロナ禍に対応したテークアウト施策や売店商品の拡大を継続しながら、季節ごとの商品など付加価値の高いメニューを随時導入し、顧客単価を上げることで売り上げの回復に努めた。
また、ハウスカードであるドトールバリューカードやキャッシュレスなどのキャンペーンを行うことで、客数の回復を目指した施策を打った。一方で、人件費や原材料をはじめとしたコストアップに対し、節水機器の導入、清掃の見直しなど、維持管理コストの削減に着手している。
新規出店においては、メガネスーパーと連携した郊外への新規出店や金融機関との連携など新たな立地に対する取り組みを強化している。
通期は、売上高1244億200万円(13.8%増)、営業利益21億5300万円、経常利益22億7900万円、親会社に帰属する当期利益9億2000万円(24.6%減)を見込んでいる。
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