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ゼンショーHD/3月期増収増益、すき家など既存店売上高9.5%増

2023年05月12日 16:30 / 決算

ゼンショーホールディングスが5月12日に発表した2023年3月期決算によると、売上高7799億6400万円(前年同期比18.4%増)、営業利益217億3400万円(135.4%増)、経常利益280億8100万円(21.5%増)、親会社に帰属する当期利益132億6500万円(4.4%減)となった。

ゼンショー

「すき家」をはじめとする牛丼カテゴリーの既存店売上高前年比は9.5%増、「ココス」「ジョリーパスタ」をはじめとするレストランカテゴリーは31.0%増、「はま寿司」をはじめとするファストフードカテゴリーは20.9%増だった。

3月末の店舗数は、444店舗出店、248店舗退店した結果、グループ計1万283店舗(FC4588店舗含む)。

外食事業の売上高は7017億3100万円(21.2%増)、営業利益は240億2800万円(157.6%増)。牛丼カテゴリーの売上高は、2621億8400万円(12.8%増)。店舗数は、90店舗出店、68店舗退店した結果、3100店舗(FC7店舗含む)となっている。「すき家」は、2023年2月22日に一部商品において価格改定を実施したが、主力商品である牛丼並盛については、企業努力により価格を据え置いている。

レストランカテゴリーの売上高は1172億2400万円(30.7%増)。店舗数は、16店舗出店、37店舗退店した結果、1204店舗(FC78店舗含む)。

ファミリーレストランの「ココス」は、フェアメニューの積極的な導入による商品の強化、専門店にも負けない本格的な味の追求、サービス水準の向上を図り、業績の向上に努めている。

パスタ専門店の「ジョリーパスタ」は、「おいしさと楽しさを追求するパスタ専門店」として、おいしい旬の食材を活かしたパスタの新商品投入や手作りピッツァ、サラダ、前菜などパスタ以外の商品拡充を進めた。

ファストフードカテゴリーの売上高は1926億1400万円(27.8%増)。店舗数は、51店舗出店、13店舗退店した結果、1012店舗。100円寿司チェーンの「はま寿司」は、積極的なフェアメニューの導入や商品クオリティーの強化と生産性の向上を図った。

小売事業の売上高は782億3200万円(1.7%減)、営業損失は22億9400万円(前連結会計年度は9300万円の営業損失)。スーパーマーケット事業を展開するジョイマート、青果販売のユナイテッドベジーズなど3月末の店舗数は、1店舗出店した結果、132店舗となった。

次期は、売上高8984億6600万円(15.2%増)、営業利益400億9000万円(84.5%増)、経常利益373億9500万円(33.2%増)、親会社に帰属する当期利益230億300万円(73.4%増)を見込んでいる。

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