スクロール 決算/4~6月増収増益、通販事業の夏物好調

2024年08月01日 13:37 / 決算

スクロールが7月31日に発表した2025年3月期第1四半期決算によると、売上高210億3400万円(前年同期比1.2%増)、営業利益22億7000万円(10.4%増)、経常利益23億1700万円(10.2%増)、親会社に帰属する当期利益15億6800万円(7.2%増)となった。

スクロール

通販ソリューションを提供するソリューション事業の売上高は69億2700万円(19.9%増)、セグメント利益は1億5600万円(25.9%減)。

物流代行は、新規顧客の獲得に向けた営業活動や物流センターの効率改善に取り組んだことに加えて、BtoB物流や食品ECなどの新しい市場の開拓に着手した。決済代行は、役務提供企業へのサービス展開を拡大していることにより、取扱高は堅調に推移している。

なお、サービス提供先の拡大に伴い、一時的に引当金の負担が増加。また、ビーボーンの株式取得に伴う費用を計上している。

通販事業の売上高は110億5200万円(1.2%増)、セグメント利益は20億5500万円(2.9%増)。

夏物の受注が堅調に推移するなか、円安による仕入価格の上昇により、売上総利益が減少した。一方、販促費をはじめとする各種コストの削減・抑制に取り組んだことにより、販売管理費は減少している。

eコマース事業の売上高は34億1600万円(25.9%減)、セグメント利益は2900万円(前年同四半期はセグメント損失1億5000万円)。

事業効率化を目的とした事業再編に伴う不採算商材の撤退や規模縮小により、売上高が大幅に減少した。また、在庫処分が進んだことに加えて、販促費のコストを削減している。

通期は、売上高800億円(0.2%増)、営業利益60億円(12.9%増)、経常利益62億円(12.5%増)、親会社に帰属する当期利益42億円(15.1%増)を見込んでいる。

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