しまむら 決算/3~8月増収増益、夏物販売が好調
2024年10月01日 14:36 / 決算
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しまむらが9月30日に発表した2025年2月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高3305億9500万円(前年同期比4.3%増)、営業利益314億400万円(4.1%増)、経常利益319億8700万円(4.1%増)、親会社に帰属する当期利益221億円(5.5%増)となった。
6~8月は気温は平年よりも高く、夏物の販売は好調だった。
主力のしまむら事業は、売上高は前年同期比4.0%増の2467億500万円。ブランド力を進化させるため自社開発ブランド(Private Brand、以下:PB)とサプライヤーとの共同開発ブランド(Joint Development Brand、以下:JB)の品ぞろえを拡充した。PBではインフルエンサーとのコラボ企画を拡大。集客力アップに貢献したという。
また、PBおよびJBで高価格帯商品の拡大を進め、「FIBER DRY」シリーズの肌着や天然素材を使用したアウター衣料が好調だった。5店舗を開設、4店舗を閉店し、店舗数は1416店舗。
アベイル事業の売上高は6.8%増の337億6600万円。四つのJBを中心にアウター衣料の品ぞろえを拡充した。トレンドでは、スポーツ系アイテムやヴィンテージテイストのファッションが売れ筋となりました。キャラクター商品では、アウター衣料に加え、生活雑貨の品ぞろえ拡大により、該当部門の売り上げが大きく伸びた。3店舗を開設、2店舗を閉店し、店舗数は313店舗。
バースデイ事業の売上高は4.8%増の380億7900万円。JB「MY LITTLE WONDER(マイリトルワンダー)」の展開を開始し、カジュアルテイストの打ち出しを強化した。季節商品では、スイム関連や和装の売り上げが大きく増加した。育児用品では、品ぞろえの改善を進め、ベビーカーやチャイルドシート、食品などが売り上げを伸ばした。5店舗を開設、1店舗を閉店し、店舗数は328店舗。
シャンブル事業の売上高は1.4%増の76億2300万円。コスメや食品が売り上げに大きく貢献している。コスメの新たな販促手法としてインスタライブを実施し、新規顧客の獲得を図った。食品では、帰省需要に対応したギフト向け商品が売れ筋となっている。2店舗を開設し、店舗数は120店舗となった。
ディバロ事業の売上高は9.3%増の4億7800万円。メンズとレディースのスニーカーやカジュアルシューズが売り上げを伸ばした。立ったまま履けるスニーカーや防水シューズなど、機能性の高い商品が売れ筋となっている。店舗開設・閉店はなく、16店舗で営業している。
通期は、売上高6596億2200万円(3.9%増)、営業利益563億6200万円(1.9%増)、経常利益576億9400万円(1.7%増)、親会社に帰属する当期利益401億9400万円(0.3%増)を見込んでいる。
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