コジマ 決算/8月期、携帯・エアコン好調デジタル広告などで販管費削減し増収増益

2024年10月15日 18:02 / 決算

コジマが10月10日に発表した2024年8月期決算は、売上高2698億6800万円(前年同期比0.7%増)、営業利益63億5900万円(32.0%増)、経常利益66億2700万円(28.8%増)、当期純利益40億100万円(39.5%増)となった。

コジマ

店舗展開では、2023年11月23日に「コジマ×ビックカメラ 新さっぽろデュオ店」(北海道札幌市)のほか2店舗を開店した一方、2024年6月30日に「コジマ×ビックカメラ ファボーレ富山店」(富山県富山市)など4店舗を閉店したことから、期末店舗数は139店舗となった。また、7月10日には、インバウンド需要をターゲットにしたポップアップストア「コジマ×ビックカメラ 沖縄アウトレットあしびなー店」(沖縄県豊見城市)を期間限定で開店した。

上半期(9月~2月)は、巣ごもり需要等の反動減影響により、テレビやパソコンなどが低調に推移したことに加えて、EC事業を中心に利益重視の体制強化を実施してきた影響によって、売上高が減少したが、売上総利益率は大幅に改善した。その結果、営業利益・経常利益は、前年同期をわずかに下回る水準で着地した。

下半期(3月~8月)は、携帯電話やエアコンの好調、テレビの需要回復に伴い、売上高は増収に転じた。さらにEC事業の収益改善に加えて、店舗における高付加価値商品の販売強化により、売上総利益率は、引き続き前年同期に対して大幅に改善した。また、販売費・一般管理費は、将来の成長に向けた積極的な人的資本投資やシステム投資等の費用が増加した一方で、デジタル広告・スマートフォンアプリの活用による広告宣伝費の削減や、節電対策による水道光熱費の削減など、経費コントロールに継続して取り組んできたことから、各段階利益は増益となった。

通期は、売上高2753億円(2.0%増)、営業利益64億円(0.6%増)、経常利益66億5000万円(0.3%増)、当期純利益42億円(4.9%増)の見通し。

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