カワチ薬品 決算/4~9月、人件費・水道光熱費の上昇で減益
2024年10月28日 15:17 / 決算
カワチ薬品が10月25日に発表した2025年3月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高1473億7600万円(前年同期比1.0%増)、営業利益41億700万円(6.5%減)、経常利益45億4300万円(7.6%減)、親会社に帰属する当期利益27億1500万円(10.9%減)となった。
売上高は増収となった一方、利益は、人件費や水道光熱費等の上昇により、減益だった。
競合各社の出店攻勢や各種商品の値上げに伴う他業態との戦いは続いており、厳しい環境が続いた。
グループでは、専門性強化策として調剤併設型店舗の新規出店を進めるとともに、値上げが相次ぐ中、相対的優位性を保つべく物流を活かした一括仕入れ等を行い、まとめ買いの促進や価格の見直しに注力したほか、カウンセリング販売等に注力し固定客化に努めた。
新規出店では、茨城県に4店舗、青森県に1店舗、福島県に1店舗、計6店舗を出店し、調剤薬局を茨城県に3件、福島県に1件、計4件併設した。なお、岩手県、東京都の各1店舗、計2店舗を退店した。グループの期末店舗数は、計379店舗(内、調剤併設155店舗)となった。
通期は、売上高2890億円(1.1%増)、営業利益78億円(2.6%増)、経常利益87億円(1.0%増)、親会社に帰属する当期利益54億円(14.6%増)を見込んでいる。
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