ロイヤルHD 決算/12月期増収増益、売上高・各段階利益で過去最高に
2025年02月17日 16:22 / 決算
ロイヤルホールディングスが2月14日に発表した2024年12月期決算によると、売上高1521億5000万円(前年同期比9.5%増)、営業利益73億6600万円(21.3%増)、経常利益73億1500万円(38.9%増)、親会社に帰属する当期利益59億2600万円(46.8%増)となった。
固定資産売却益1億400万円、受取補償金4200万円を特別利益に、固定資産の減損損失91500万円、固定資産除売却損75100万円を特別損失に計上。そのほか、法人税等10億400万円のマイナス、非支配株主に帰属する当期純損失2500万円を計上したため、当期純利益は大幅に増加している。
2月17日開催した決算説明会で、阿部正孝社長は「売上高、各段階利益で過去最高を更新した。外食・宿泊需要が堅調に推移。利益面で外食はアメリカ産牛肉の高騰をはじめとする原材料費の値上げで減収になったものの、好調なホテル事業がカバーした」と述べた。
外食事業の売上高は630億3400万円(1.9%増)、経常利益は31億9700万円(23.8%減)。
ロイヤルホストは、国産食材消費を応援する企画として、日本の食材を生かしながらロイヤルホストの洋食メニューと掛け合わせた「Good JAPAN」や「シンガポールフェア」を開催するなど、高付加価値な商品の提供を行った。既存店売上高は堅調に推移している。
てんやは、ファストフード型の店舗オペレーションに改革するなど店舗を強化している。既存店売上高は2021年3月以降、46カ月連続で前年越えとなっている。
コントラクトの売上高は497億8900万円(14.3%増)、経常利益は27億4700万円(21.7%増)。
国内観光やインバウンド需要の回復を受けて、各業態で売上高は増加している。
ホテル事業の売上高は350億7200万円(18.8%増)、経常利益は54億2400万円(94.6%増)。
国内観光需要が活発化したことに加えて、インバウンド需要が増加した。リッチモンドホテルの2024年通年での稼働率は80.5%だった。
食品事業の売上高は124億7300万円(5.2%増)、経常利益は10億700万円(42.2%減)。
ロイヤルホストを中心としたグループ店舗における売上高増加を受け、内部向けの製造販売量が増加した。
次期は、売上高1666億円(9.5%増)、営業利益78億円(5.9%増)、経常利益78億円(6.6%増)、親会社に帰属する当期利益48億5000万円(18.2%減)を見込んでいる。
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