ファミマ/韓国コスメの新ブランド3/14発売「hince」と共同開発
2025年02月17日 14:56 / 商品
ファミリーマートは3月14日、韓国コスメの新ブランド「hana by hince(ハナバイヒンス)」を全国のファミリーマート店頭で発売する。
韓国のメークブランド「hince(ヒンス)」と共同開発し、ファミマ限定の姉妹ブランドとして展開する。
10~20代の若年層をコアターゲットに据え、「hince」の特徴である上品さや品質の高さは継承しつつ、手軽に購入できて持ち運びしやすいよう、低価格帯・ミニサイズで販売する。
ベースメイクからカラーアイテムまで全8種23品をラインアップ。若者向けにフレッシュ感を演出できる色味で、大粒ラメ・ツヤ感のトレンドメイクを実現する。
「ウォーターグラスティント」(全4色・税込990円)は、水分がすっと唇に溶け込み、くすみにくく塗りたての発色が長時間続く水幕ティント。また、「シアーグラスリップスティック」(全4色・990円)は、しっとりとした唇を維持しながらクリアな艶めきを叶えてくれるリップスティック。
<ファミマ島田執行役員(左)とVIVAWAVEホ・ジェソクCEO>
ローソンやセブンーイレブンはすでに韓国コスメブランドと組んだ店頭販売を先行して展開する。これに対して、ファミマ執行役員商品本部長の島田奈奈氏は「コンビニで最後発となったが、一番いいブランドと組めた」と述べる。
「hince」を展開する韓国のVIVAWAVE社との交渉に時間がかかり「焦りもあった」(島田氏)が、結果的に「日本人に合った上品さが特徴のブランドと組めたことが差別化になる」(同)と自信をのぞかせた。
ファミマの化粧品売上は、コロナ禍の2020年度は前年度比で7割程度まで落ち込んだが、2022年度以降は回復。2024年度は前年度比17%増を見込み、2025年度は「hana by hince」の立ち上げなどにより20%増の伸長を予想する。
ファミマのメイク化粧品の客層は30~50代が全体の70%を占めており、20代は11.4%、10代は0.9%と少ない。新ブランドの投入により、若年層の掘り起こしを目指す。
「トライアル需要はコンビニが一番高い。手頃な価格帯で良い商品を気軽に試してもらいたい」と島田氏。
店頭では、化粧品コーナーに専用の什器を設置して、横棚一段で展開。また、店内のデジタルサイネージではイメージ動画を流し、メイクアップイメージと商品ラインアップを訴求する。
2月3日からはX(旧ツイッター)とインスタグラムの公式アカウントを開設しており、商品詳細やメイクイメージなどをSNSで積極的に発信していく。
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