イオン/25年2月期業績予想の利益面を下方修正、カード不正利用被害など響く

2025年04月07日 10:53 / 決算

イオンは4月4日、2025年2月期(2024年3月1日~2025年2月28日)の業績予想の修正を発表した。

イオン

営業収益は10兆1340億円(前回発表予想比1340億円増)と過去最高を更新する見通し。

一方、営業利益2370億円(330億円減)、経常利益2240億円(360億円減)、親会社株主に帰属する当期純利益285億円(175億円減)を見込んでいる。

営業収益は、消費者の節約志向が高まる中、消費喚起策を重点的に取り組んだ結果、食品・日用品を中心とする必需品の売り上げが底堅く推移。プライベートブランド「トップバリュの拡販」も奏功し、増収となった。

すべてのセグメントにおいて増収となる見通し。中でも国内外でカードショッピング取扱高が増加した総合金融事業、いなげやを新規連結化したスーパーマーケット事業が全体をけん引したという。

営業利益は、物価高や気候変動に伴う消費者の行動変容等により、小売り事業において荒利率の改善が想定通りに進まず減益となった。セグメント別では総合金融事業、ディベロッパー事業、サービス・専門店事業が増益を確保すると予想している。

また、総合金融事業でカード不正利用被害による一過性の損失を計上した。加えて、中国で展開する各事業、ディベロッパー事業、ヘルス&ウエルネス事業において、エリア戦略や出店計画を抜本的に見直す中で、減損損失、閉店関連損失を計上し、親会社株主に帰属する当期純利益は、減益の見通しとなっている。

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