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キリン堂/第1四半期売上総利益率低下で営業利益72.9%減

2009年06月23日 / 決算

キリン堂が6月23日に発表した2010年2月期第1四半期決算によると、売上高253億9000万円(前年同期比0.1%減)、営業利益9500万円(72.9%減)、経常利益1億5200万円(61.0%増)、当期損失5億8000万円(前期は1億4200万円の当期利益)の大幅減益となった。

現在は、グループで関西地域における小商圏フォーマットでのドミナント推進を目的に「2015年売上高2,000億円・500店舗」体制を目指し業績基盤の強化と利益率の向上に努めている。

改正薬事法施行の対応、当期の課題である収益率改善を推進すべく、来店促進を図るためのクレジットカードの導入や販売価格の見直しなど、既存店の活性化対策に取組んだ。しかし、買い控え傾向の強まりと競争の激化により、来店客数が伸び悩み、売上高は前期比で微減にとどまった。

損益面では、コストコントロールに注力し販売費・一般管理費は計画内にとどまったものの、高単価高粗利商品の伸び悩みなどで売上総利益の減少をカバーするまでにはならなかった。

小売事業では、同社が25店舗、連結子会社が78店舗の計103店舗で、改正薬事法施行に伴うレイアウト変更など簡易改装を実施。出退店状況では、スーパードラッグストアを大阪府に1店舗出店し、連結子会社のニッショードラッグがスーパードラッグストア1店舗を閉店したため期末グループ店舗数は計309店舗となった。

通期は売上高1122億円(5.2%増)、営業利益24億円(34.8%増)、経常利益26億円(28.1%増)、当期利益2億5000万円(50.0%減)を見込んでいる。

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