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ヤクルト本社/既存商品のリニューアルも売上高4.1%減

2009年07月28日 / 決算

ヤクルト本社が7月28日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は688億2500万円(前年同期比4.1%減)、営業利益43億200万円(2.9%増)、経常利益60億1700万円(3.2%増)、当期利益36億5500万円(3.5%増)となった。

飲料と食品製造販売事業部門では、「乳酸菌シロタ株」の価値訴求に注力した販売活動を引き続き展開。宅配チャネルでは、乳製品乳酸菌飲料「ヤクルト400」と乳製品乳酸菌飲料「ヤクルト400LT」を合わせたヤクルト400類の飲用体感促進型販売活動による固定客づくりに取組んだ。

店頭チャネルでは、乳製品乳酸菌飲料「ヤクルト」を中心に、プロモーションスタッフを活用した顧客への価値訴求活動を展開した。

商品別では、6月にカロリーや甘さを抑えた乳製品乳酸菌飲料「ヤクルトカロリーハーフ」や8月末までの期間限定商品「ジョア夏期限定」を発売するなど、店頭チャネルを中心としたラインアップを充実させた。

ジュース・清涼飲料では、6月に低GI炭酸飲料「THORPEDOSparkling」と健康茶飲料「ルチンそば茶」の発売、健康茶飲料「フコイダン茶」のリニューアル発売を行い、健康機能性食品のラインアップを強化した。「タフマン」のシリーズ品として「タフマンCHANGE」を新発売し、既存アイテムをリニューアルしてタフマンブランドの活性化を図った。

海外では、2009年6月の一日当たり平均ヤクルト販売本数は約1923万本となった。アジア・オセアニア地域では、5月に中国の煙台と威海でヤクルト販売を開始するなど、広州、上海、北京を中心にその周辺都市へ販売地域を拡大した。飲料と食品製造販売事業部門の連結売上高は574億5700万円(5.3%減)となった。

医薬品製造販売事業部門では、がん化学療法剤の適正使用の推進、がん化学療法剤と制吐剤の売上増大などが見られた。医薬品製造販売事業部門の連結売上高は88億9400万円(3.9%増)。

その他事業部門では、化粧品の主力ブランド「パラビオ」進化型シリーズと「リベシィ」シリーズでカウンセリング型訪問販売活動を展開。顧客満足度の向上を図った。また、5月に薬用美白美容液「パラビオACホワイトニングエッセンス」など2商品を発売した。その他事業部門の連結売上高は24億7300万円(5.0%減)となった。

通期は売上高2850億円(2.9%減)、営業利益150億円(10.4%減)、経常利益190億円(25.1%減)、当期利益75億円(33.8%減)を見込んでいる。

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