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矢野経済/2012年度のポイントサイト・ポイントモール市場規模は384億円

2010年03月31日 / トピックス

矢野経済研究所は3月31日、ことし1月~3月にEコマース系などのポイントサイト、ポイントモールを調査した「ポイントサイト/ポイントモール市場に関する調査結果2010」を発表した。

調査結果では、ポイントサイト/ポイントモールの市場規模は、2007年度に190億2000万円、2008年度には202億5000万円(前年度比6.5%増)、2009年度には247億6000万円(22.3%増)と順調に拡大した。

近年はクレジットカード事業者や通販事業者などがポイントモールを展開するケースが見られ、通販系のポイントモールの場合、自社の会員を他社に送客すると、会員は他社のサービスを利用するので直接的には自社での囲い込みにはならないが、実際は最終的に会員が貯まったポイントを自社のサービスで利用するため、自社サービスに還流する仕組みとなっている。このためモール展開が自社サービスの活性化につながっている。

今後も自社サービスの囲い込みのためポイントを発行する企業は、ポイントモールを展開せざるを得ないと見られ、展開企業数の増加と、各事業者が会員にポイントを付与するためのコンテンツが充実化されると予測している。

ポイントサイトでも、多くの会員を保有する通販事業者が展開しているポイントモールの影響で、ポイントメディアの認知が進展し、同サービスの会員数の増加や利用頻度の向上に結びつくと見られる。

この状況から2010年度の市場規模は300億5000万円、2011年度には342億6000万円、2012年度には384億円まで拡大すると予測している。

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