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セブン、キリン/販売目標30万ケース、「一番搾り 匠の冴」を通年販売

セブン&アイ・ホールディングスとキリンビールは4月3日、セブン&アイグループ限定商品として「一番搾り 匠の冴(さえ)」を販売する。

<石橋商品本部長(左)と石田マーケティング本部長(右)>
石橋商品本部長(左)と石田マーケティング本部長(右)

アルコール分5%、350ml缶税込221円、500ml缶286円で、販売価格は、定番商品の「一番搾り」に合わせた。製造は、キリンビール北海道千歳工場。

全国のセブンーイレブン、イトーヨーカドー、ヨークベニマル、ヨークマートの酒類取り扱い店約2万店で販売する。

セブンーイレブンの2018年12月末までの販売目標数量は、大瓶換算で約30万ケース、キリンビールでは4000klの製造を計画している。

「一番搾り」ブランドを冠した初のグループ限定商品であり、セブン&アイグループとキリンビールが、ビールで通年販売のグループ限定商品を販売するのも初めて。

セブン&アイグループでは、3月22日に事前発注を実施しており、350ml缶・500ml缶を合わせて約20万ケースの受注実績を上げたという。

セブンーイレブン・ジャパンの石橋誠一郎取締役執行役員商品本部長は、「セブンーイレブンは、2018年上期にお客様からあてにされる酒類売場を作る。その中で、リーチインクーラーの商品では、大手ブランドを使用した差別化商品を投入する。ビールのマーケットは酒類の中で圧倒的に大きな存在で、おつまみや珍味などとの併売率が高い。お酒についても、もっと近くて便利な存在を目指す」と述べた。

セブンーイレブン全体の2018年2月期の平均買上点数は3.2点で、客単価は641円となっている。一方で、ビール購入者の買上点数は5.9点、客単価は1440円となっている。

酒類別の買上点数と客単価は、リキュール5.7点・1154円、白ワイン5.7点・1523円、ハイボール5.6点・1325円、赤ワイン5.4点・1540円、焼酎乙5.3点・1875円、焼酎甲4.9点・1545円だった。

nanacoデータによる、ビールにおける併売率は、ビール40.9%、リキュール14.5%、総菜12.2%、珍味9.7%、フライヤー(カウンターファストフード)9.7%、国内たばこ8.0%、豆菓子6.7%、サラダ6.6%、カップラーメン6.1%。

ビールは、総菜、珍味、フライヤー、豆菓子、サラダとの併売率が高かった。

2018年上期は、フライヤー、総菜・サラダ、冷凍食品のおつまみ、加工肉・鮮魚塩干をを強化カテゴリーとしており、ビールとの親和性が良いという。

ビール市場は緩やかな減少傾向にあるが、セブンーイレブンの酒類売上高は2012年を100とした場合、2017年は24.0%増と増加している。セブンーイレブンの酒類の販売構成比で、ビールは50%近くを占める主力商品であることから、オリジナル商品を開発した。

2017年6月に実施された酒税法改正により、ディスカウントストアやドラッグストアを含めてビールの価格が上昇したことも追い風とみている。

ビールNo.1ブランドのスーパードライ350ml缶の実勢価格は、酒税法改正前が198円、セブンーイレブンは221円で、価格差が23円あった。一方、酒税法改正後の同商品の実勢価格は213円、セブンーイレブンは221円を維持したため、価格差が8円にまで縮小している。

「一番搾り」は2017年9月にリニューアルをしており、セブンーイレブンでの売上高前年比は、9月33.8%増、10月48.3%増、11月36.8%増、12月40.1%増、1月31.6%増、2月32.3%増で推移している。

オリジナル商品を投入することで、既存の「一番搾り」とカニバリが起こることについて石橋商品本部長は、「一番搾り 匠の冴は、製法が異なり、ターゲットも違う、2種類を飲み比べてもらうこともでき、カニバリは心配していない」と述べた。

キリンビールの石田マーケティング本部長は、「カニバリについては限定的にとらえている。コンセプトとターゲットが違う。一番搾りのコアユーザーは40~50代だが、匠の冴は30代~40代をターゲットにしている。2万店以上のお店でしっかりとブランドを訴求してもらえることに期待している」と語った。

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