セブンイレブン、サントリー/全国7地域の嗜好に合わせたBOSS「セブンズボス」
2018年10月02日 15:20 / 商品
セブン‐イレブン・ジャパンは10月16日、サントリー食品インターナショナルと共同開発したセブンプレミアム×サントリーBOSS「セブンズボス」シリーズ商品を、全国のセブン‐イレブン(20,600店、9月末現在)で発売する。
「セブンズボス オリジナル」「同 微糖」各185g缶(税別93円)、「同 ブラック」285gボトル缶110円、390gボトル缶118円を発売する。
ナショナルブランドのBOSSは185g缶の税別希望小売価格115円、285gボトル缶が130円、390gボトル缶が140円で、プライベートブランドとして手頃な価格設定とした。
セブンプレミアムで、缶コーヒーのエリア別商品を発売するのは初めての取り組み。
清涼飲料では2015年4月21日に、日本コカ・コーラとセブン&アイ・ホールディングスの共同企画として、セブンプレミアム×一(はじめ)「一緑茶」500mlPETボトル(93円)を全国3エリア別の使用で発売したことがある。
サントリーは、BOSSの新しい取り組みとして、進化と深化をテーマとしており、今回は、より地域に寄り添った深化を目指した。
ショート缶市場は減少傾向が続いているが、コーヒー飲料市場で約60%と最大ボリュームを占める市場であり、ヘビーユーザーに向けた活動を積極的に展開し、缶コーヒー市場を盛り上げる。
サントリーは2015年7月に、「ボス レインボーマウンテンブレンド」をリニューアルした際に、今回と同様に全国を7地域に分けて、地域の嗜好に合わせた「ご当地ブレンド」を期間限定で発売している。
今回は、2015年に行った調査をブラッシュアップし、「セブンズボス」の開発に生かしたという。
「地域密着」をテーマに掲げ、各地域の缶コーヒーユーザーとの絆を深めたいという考えのもと、全国7地域の嗜好に合った中味設計を行い、多種多様な嗜好に応える味わいを実現したという。
市場調査によると、例えば、関西であればミルクの甘さ、濃厚さを求める傾向があり、九州はコーヒー感、後味の飲みやすさを求める傾向や、関東・甲信越は力強いコーヒーの味わいを求める傾向などが分かったという。
ブラックコーヒーにおいても地域による嗜好性があるため、ボトル缶コーヒーである「セブンズボス ブラック」についても3タイプの味わいに仕上げ、地域ごとに異なる味わいの商品に仕上げた。
コーヒーはミルクと砂糖の組み合わせで味わいに差をつけやすいが、ブラックはコーヒーのみで味わいに差をつけるため、3タイプの味わいを開発したという。
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