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台湾ファミリーマート/新ITコンセプト店舗で実証実験

2018年03月30日 13:20 / IT・システム

台湾ファミリーマートは3月29日、富士通などと共同で、台湾ファミリーマート重慶店(台湾台北市中正区重慶南路一段58号)で、ロボットやブロックチェーンを活用して、店舗への集客向上、店員の業務負荷軽減に向けた実証実験を開始した。

<店舗イメージ>
店舗イメージ

実証実験で、店頭に設置した富士通の「ロボピン」が来店客に対して、お買い得商品の紹介や店内での実施イベントで利用するアプリの案内を行い、「Fami舞」などのパフォーマンスも披露する。

富士通の「FlowSign Light」を活用して、来店客が店舗内を巡り、専用アプリをインストールしたスマートフォンを「ロボピン」などの対象物にかざすことで、スタンプが取得できるスタンプラリーを実施する。

富士通のブロックチェーン技術と組み合わせ、スタンプ取得履歴やクーポン利用履歴などの顧客情報を管理し、スタンプ数に応じてファミリーマートで利用できるクーポンを発行する。

あわせて、透明ディスプレイが搭載された冷蔵庫(LWO Technology LTD製)の扉に、庫内商品に関連する映像コンテンツを映し出し、来店客の購買行動における新たな顧客体験を演出するとともに、富士通の「FlowSign Video」を活用して、専用アプリをインストールした来店客のスマートフォンを冷蔵庫の扉に映る映像コンテンツにかざすことで、スタンプを取得することができる。

商品の陳列棚には、電子棚札(SES-imagotag SA.製)を設置し、POSレジと連携した柔軟な値札変更を実現する。

電子棚札に内蔵されたQRコードやNFCを通して商品の生産履歴やキャンペーンなどの情報を提供する。

店舗の入り口には、3Dカメラ搭載の入店カウンター(FLIR Systems製)を取り付け、入店者数の情報を収集・蓄積することで、店舗の売上分析や人員配置の最適化などに活用できる。

今後、実証実験での検証結果をもとに、ソリューションの機能強化や他店舗への横展開を検討し、デジタル技術を活用した次世代店舗のモデルづくりを推進し、AIや手のひら静脈認証などを活用した新たな取り組みについて、共同で検討する。

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